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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年09月30日

今日のコラム


9月30日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

感謝する心

 今日の社会においては、われわれはどんなに力んでみたところで、ただ一人では生きてゆけない。やはり親兄弟はじめ多くの人びと、また人ばかりでなく、周囲に存する物や環境、さらには自分たちの祖先や神仏、自然の恵みのもとに暮らしている。そういうものに対して、素直に感謝する心を持つということは、人としていわば当然のことであり、決して忘れてはならない態度だと思う。

 もしそういう感謝の心を持たないということになるならば、お互いの生活はきわめて味気ない殺伐としたものになるであろう。常に感謝の心を持って接してこそ、他人の立場も尊重して行動するということも可能になってくる。


2013年9月29日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

筆洗

▼ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が『ア・リビング・ゴッド』(生き神)として称賛し、世界に知らしめた日本人がいた。紀州の広村(現和歌山県広川町)に生まれた浜口梧陵(ごりょう)だ

▼本家の醤油(しょうゆ)醸造業(現・ヤマサ醤油)の家督を継いだ梧陵は帰郷中の安政元(一八五四)年、大津波に遭う。夜間、逃げ遅れた人々を誘導するために、貴重な稲むらに火を放ち、避難の目印にして多くの人命を救った

▼ハーンの書いた物語を基にした「稲むらの火」は、戦前の小学国語読本に採用された。東日本大震災の後には六十四年ぶりに小学校の教科書に復活したが、梧陵の真骨頂は震災後の行動だろう

▼「住民百世の安堵(あんど)を図る」。千五百両の私財を投じ、家や職を失った住民に賃金を与え、高さ五メートル、長さ六百メートルの防波堤を四年かけて築き、村民の離散を防いだ

▼感謝を込め「浜口大明神」を祀(まつ)ろうとすると、「神にも仏にもなるつもりはない」と村民を叱りつけたという。四メートルの津波が襲った一九四六年の昭和南海地震では、堤防により流失家屋は二軒にとどまった

▼町では毎年、津浪祭(つなみまつり)が開かれる。国指定史跡になった「広村堤防」は今、大きく育った樹木に覆われ、自然の中に溶け込んでいる。津波の被害は三陸地方だけではない、と堤防は教えてくれる。同時にこの地震列島に原発を林立させる愚かさにも気づかせてくれる。


2013年9月30日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼無慈悲な台風が過ぎると、秋がやってきた。雨風が磨いていったような空に中秋の名月が光る。餅つきウサギの影も際だった9月の言葉から

▼人工物として初めて太陽系を出たボイジャー1号は、異星人に人類を紹介するレコードを積んでいる。その中のバッハの曲は宇宙物理学者の佐治晴夫さん(78)が提案した。悠久の宇宙と人間を比べ、「一人の人生の中で完結できないことを背負いながら人は生きている、とボイジャーは教えてくれる」

▼花札、かるたの店だった任天堂を世界的なゲーム機メーカーに育てた前社長の山内溥(ひろし)さんが85歳で亡くなった。「人間目先のことすら分からない。世の中は夢にも思わないほど変わる」。そして「人と同じことをしてたらあかん」。天に星あれば、地には人間の営みが

▼長編アニメ映画『風立ちぬ』を作ったスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さん(65)が、世の中の空気を案じて言う。「戦争に反対することがこんなに常識じゃなくなっているとは知らなかった」。この映画を公開して本当によかった、と

▼福島県北部沖で試験操業が再開され、漁業者が船を出した。船長の三春智弘さん(54)は「放射能が少しでも検出されたら、俺も取った魚を孫には食わせられねえ。漁師がだよ」

▼涙が出ないタマネギを開発した今井真介さん(56)が、イグ・ノーベル賞の授賞式で笑いを誘った。「これまで涙を流してくれたみなさんに感謝したい」。本物のノーベル賞の発表も近い。さて日本人は。

Posted by kazu at 06:24│Comments(0)
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