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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年11月19日

今日のコラム

☆11月19日は鉄道電化の日 

鉄道電化協会が1964(昭和39)年に制定。

1956(昭和31)年のこの日、米原~京都が電化され、東海道本線全線の電化が完成した。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月19日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

くり返し訴える

 経営者が、その思うところの考え、意志を社員に十分伝え、浸透させようとするにはどうすればいいだろうか。

 それは、何よりもまずくり返し話すことである。大切なこと、相手に覚えてもらいたいことは、何度も何度もくり返して言う。くり返し訴える。二度でも三度でも、五へんでも十ぺんでも営う。そうすれば、いやでも頭に入る。覚えることになる。

 またそれとあわせて、文字をつづって文章にしておく、ということも大切だと思う。文章にしておけば、それを読みなさい、と言えば事が足りる。読んでもらえば、くり返し訴えるのと同じことになる。


【コラム】筆洗

2014年11月18日 東京新聞TOKYOWeb

▼フランス皇帝ナポレオンの帽子がパリ郊外での競売の結果、約二億七千四百万円で落札されたという

▼高いのか安いのか判断できぬが、この記事に「ホンジャマア、ホンジャマアカ」と口ずさみ、昭和のボードビル芸人を思った人もいるか。中高年にとって「ナポレオンの帽子」といえば、早野凡平さんを連想する

▼一九九〇年に五十歳の若さで、亡くなっている。若い人は知らないか。黒いドーナツ状の布切れを巧みに折り曲げ、「ナポレオン」や「スチュワーデス」(この言い方も古いか)「カウボーイ」に次々と変身する芸である

▼現代のお笑いでいえば、モノを何かに見立てて、笑いを誘う「モノボケ」とでもいうのか。布切れ一枚が思いもよらぬものに変化していくのが面白く、昭和の子どもはあの「帽子」が欲しかった

▼この種の芸はテレビから消えて久しいが、政治の世界では生き残っているのか。七~九月期の国内総生産の速報値は年率換算で1・6%減となった。厳しい数字である

▼政府は夏場以降、消費低迷から持ち直すシナリオを描いていた。想定外のマイナス成長である。「アベノミクス」の効果を疑わざるを得ないが、政府と与党はどうも「ホンジャマアカ」である。数字を折り曲げ「失敗ではない」「民主党政権の時に比べれば、いい方向」と無反省の帽子をかぶる。それは芸ではなく「言い訳」という。


☆映画俳優の高倉健さんが、11月10日に悪性リンパ腫のため死去していたことが分かりました。83歳でした。高倉健さんの ご冥福をお祈りします。寂しいいですね。

今朝は晴れています。東の空に三日月の月が綺麗でした。

今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:19Comments(0)

2014年11月18日

今日のコラム

☆11月18日は 土木の日

土木学会、日本土木工業協会等が建設省(現在の国土交通省)の支援で1987(昭和62)年に制定。1879(明治12)年に工学会(日本工学会の前身)が設立され、また、「土木」を分解すると「十一」「十八」になることから。


お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月18日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

民主主義と勝手主義

 民主主義というものは、自分がよければ人はどうでもいい、というような勝手なものでは決してないと思うのです。今日の日本の民主主義はわがまま勝手主義である。勝手主義を民主主義の如く解釈している人が随分あるのではないか、というような感じがします。

 民主主義というものは、自分の権利も主張することは認められるが、それと同時に他人の権利なり、福祉なりというものも認めてゆかなければならない。そういうことをしなかったならば、法律によってぴしっとやられるというような非常に戒律の厳しいものだと思います。それがあってはじめて民主主義というものが保ち得るのだと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年11月17日 東京新聞TOKYOWeb

▼死んでしまった飼い犬たちはどこへ行くのだろうか。「レインボーブリッジ」のたもとと聞く

▼同じ名の橋が東京の臨海部に実在するが、無論、そこではない。「虹の橋」は天国に行く手前の「こちら側」にあるという。ペットロス症候群に悩む方に助言する米国のウェブサイトに教えてもらった。自分も八年前にそれを読んだ

▼その場所は暖かい。食べ物も水も豊富にある。死に至った病気やけがもすっかり治る。そこで犬たちは飼い主を待っている。飼い主がそこへやって来ると再会を喜んで一緒に橋を渡る。作者は分からぬ。世界中に広がった一種の都市神話というが、「あいつ」が待っている、再び会えると思えば、悲しみも少しは和らぐものだ

▼犬たちが「虹の橋」ではなく、寂しい山中に大量に捨てられている。業者が生きたまま放置した疑いがある。年を重ね、繁殖に不向きになった犬を壊れた機械のように捨ててしまう

▼捨てた方へ。殺すのが忍びなくて放置したのではありませんか。それでも山中に置いてきぼりにされれば、犬は死んでしまう

▼犬はどんな目に遭わされても、裏切られても懐かしい飼い主に会えば、大喜びで尻尾を振る。ひどい仕打ちをしたあなたにも、「虹の橋」で再会すれば、飛びつき、顔をなめてくれるはず。その犬にあなたは何と声をかけるつもりですか。考えましょうよ。手はあるはず。

☆ 今朝は晴れています。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:41Comments(0)

2014年11月17日

今日のコラム

☆11月17日は将棋の日 日本将棋連盟が1975(昭和50)年に制定。

江戸時代、将棋好きの8代将軍徳川吉宗が、この日を「お城将棋の日」とし、年に1回の御前対局を制度化した。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月17日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

権威を認める

 一つの会社の経営でも、また個々の責任者が一つの部署を運営する場合でも、そこにみなが認めるような権威というものを求めて、それに基づいて事を成していくことが能率的、効果的な運営をしていく上できわめて大切だと思う。

 会社の創業の精神、経営理念なり使命感、あるいは経営者自身の人徳なり熱意、そういったものをみなが得心して権威として認めるようになれば、物事が能率的に治まっていく。今日では権力というものを否定する風潮が強く、さらにそれが進んでいい意味の権威までも認めないような傾向もみられるが、それはかえって非能率を生むものであるとも言えるのではないだろうか。


【コラム】筆洗

2014年11月16日 東京新聞TOKYOWeb

▼子ども時分の思い出を語り合えば、付き合いの浅い人間同士でもその距離はぐっと縮まる。この人も鯨の竜田揚げを給食に食べたのかと思えば、親近感や仲間意識もわく

▼「バナナはおやつに入りますか」。このせりふでも、中年男は盛り上がる。現在はどうなのか、かつて小学校の遠足では持参する「おやつ」の上限金額が決まっていた

▼三百円なら三百円の範囲でラムネや押し出しチョコを買う。それ以上は持っていけぬが、子どもは子どもで考える。バナナは果物なので「おやつ」とは別に持って行けるのではないか。そこでおなじみのせりふとなる

▼遠足でいえば、「家に帰るまでが遠足です」という先生の教えも全国どこでも同じだったようだ。遠足から学校へ戻って解散となり、その後、めいめい家路につくのだが、先生としては遠足でちょっと浮ついた子どもに「油断するな」と戒めておきたかったのだろう
▼どうもこの教えを忘れた「悪童」がいる。永田町が閑散としている。解散風が強まる中、国会の委員会での空席が目立つ。選挙に備えるため地元へさっさと帰ってしまった

▼「解散があるまでは国会議員なのだから職務を果たして」。伊吹衆院議長がそう言わざるを得ない状況が嘆かわしい。バナナはおやつではないと見なされたものだが、議員は解散が迫ろうとも仕事をしなくていい期間とは見なされない。


☆今朝は曇り空です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:03Comments(0)

2014年11月16日

今日のコラム

☆11月16日は幼稚園記念日 1876の今日、日本で初めての官立幼稚園が誕生しました。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月16日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

成功するまで続ける

 何事によらず、志を立てて事を始めたら、少少うまくいかないとか、失敗したというようなことで簡単に諦めてしまってはいけないと思う。一度や二度の失敗でくじけたり諦めるというような心弱いことでは、ほんとうに物事を成し遂げていくことはできない。

 世の中は常に変化し、流動しているものである。一度は失敗し、志を得なくても、それにめげず、辛抱強く地道な努力を重ねていくうちに、周囲の情勢が有利に転換して、新たな道が開けてくるということもあろう。世に言う失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで諦めてはいけないのである。


【コラム】筆洗

2014年11月15日 東京新聞TOKYOWeb

▼平安中期に栄華を極めた藤原道長は、<この世をば我が世とぞ思ふ望月(もちづき)のかけたることもなしと思へば>と詠んだが、実際には、道長は月を満足に見ることができなかったらしい

▼彼は五十歳を過ぎて糖尿病を患い、<望月の…>と詠んだころには糖尿病性の網膜症のため、目の前の人の顔もよく見えないほどに視力が落ちてしまっていたそうだ。そう聞いてこの歌を読めば、虚栄の響きがいや増すようだ

▼飢餓に苦しみ続けた人類の長い歴史の中で、糖尿病は道長のように飽食ができる一部の人たちの病気であったろうが、驚くべきことに、現代の世界では、貧しい国々でも糖尿病患者が急増しているという

▼国連が十一月十四日を「世界糖尿病デー」に定めた二〇〇六年に、世界の糖尿病人口は二億四千万人ほどだった。それが今は、三億八千万人ほどにまで増えた。うち七割以上が低・中所得国に住んでいるというのだ

▼グローバリズムの下、巨大企業がつくる高カロリーで低価格な食品が世界中を席巻し、伝統的な食生活のバランスが崩れて、地産地消の伝統的な農業や漁業も脅かされる。そういう流れが途上国での糖尿病急増の背景にあると指摘する専門家は少なくない

▼望月のように膨れた現代経済の虚栄が、糖尿病となって人々を蝕(むしば)んでいるのか。いま世界ではこの病気のため、七秒に一人の命が消えているという。


☆ 今朝も良い天気ですが寒いです。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:51Comments(0)

2014年11月15日

今日のコラム

☆11月15日は七五三 男の子は数えで3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に、成長を祝って社寺に参詣する。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月15日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

自分の働きの価値は

 皆さんは自分の働きの価値というものをどのように考えているでしょうか。かりに月給が十万円の人であれば、十万円の仕事をしたのでは会社には何も残らないことになります。私は自分が十万円もらっていれば、少なくとも三十万円、できれば百万円ぐらいの仕事をしなくてはいけないと考えます。そうすれば会社に金が残ります。その金は会社だけでなく社会へ還元されるわけです。会社から十万円もらって八万円の仕事をしていたなら、会社は二万円損ですから、そういう人ばかりだと、その会社は潰れてしまいます。会社に働く者としては、そういうことを絶えず頭に置いておく必要があると思います。


【コラム】筆洗

2014年11月14日 東京新聞TOKYOWeb

▼その文字さえ読めれば、世界の始まりをめぐる謎に迫れるのではないか。十九世紀初頭、西欧の俊英がそんな思いで解読に挑んだのは、古代エジプトの文字「ヒエログリフ」であった

▼旧約聖書によれば、天地創造の直後から人間はこの世界で暮らしていた。ならば今では忘れられた古代の文字を読み解けば、世界の起源をめぐる失われた物語がよみがえるかもしれない。その謎解きの鍵となったのが、十八世紀末に見つかった石碑「ロゼッタ石」であった(アドキンズ著『ロゼッタストーン解読』)

▼この偉大な石にちなんで命名された欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機「ロゼッタ」が十年間にわたる旅の末、地球から五億キロかなたを飛ぶ彗星(すいせい)にたどりついた。きのうの未明、世界初の彗星着陸に成功し、いよいよ調査に取り掛かるという

▼水の惑星・地球の水はいったい、どこからもたらされたのか。いや水だけでなく、生命そのものが宇宙からもたらされたのではないか。彗星に謎を解く鍵を求めての壮大な挑戦である

▼ヒエログリフ解読を成し遂げたフランスの天才言語学者シャンポリオンは、ついに謎の鍵を手にした時、兄に知らせようと無我夢中で走り、興奮と疲労のあまり倒れてしまったそうだ

▼世界の始まりをめぐる謎に挑む探査機「ロゼッタ」は、私たちを卒倒させるほどの発見をもたらしてくれるだろうか。


☆ 今朝は快晴ですが寒いです。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 07:15Comments(0)

2014年11月14日

今日のコラム

☆11月14日は世界糖尿病デー(World Diabetes Day)

糖尿病の全世界的脅威を認知するための国際デー。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月14日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

自分を戒めるために

 松下電器では、昭和八年に“遵奉すべき五大精神”を定め発表して以来、毎日の朝会で唱和している(十二年に二精神を加え七精神)。これはもちろん、社員としての心がまえを説いたものであるが、それと同時に私自身を鞭撻するためのものである。みんなで確認しあった使命であっても、何もなければついつい忘れていきがちになる。だから毎日の仕事のスタート時にかみしめる。言ってみれば自分への戒めである。

 人間は頼りないものである。いかに強い決意をしても、時間がたてばやがてそれが弱まってくる。だからそれを防ぐためには、常に自分自身に言い聞かせる。自分に対する説得、戒めを続けなければならない。


【コラム】筆洗

2014年11月13日 東京新聞TOKYOWeb

▼約束」には一種のジレンマがある。例えば二人の男が禁酒を誓い合ったとする。二人の間でもめるとすれば、片方が禁酒を守り続け、片方が誓いを破った場合である。酒を断っていた人は飲んだ方を「なぜ約束を破った」と怒るだろう

▼二人とも禁酒を続けた場合は当然、もめ事は起こらない。それでは二人とも約束を破った場合はどうか。やはり、問題は起こらないのである。「お互い、がまんできなかったんだよね」でおしまいである

▼オバマ米大統領と中国の習近平国家主席が温室効果ガス削減の新目標で合意した。画期的という人もいる。温室効果ガスの約三分の一を排出する世界のトップとナンバー2の二国による「約束」である。しかもこれまで何かと文句をつけては総排出量削減に及び腰だった両国である

▼素直に歓迎すべきなのだろうが、両国とも「禁酒」しにくい事情を抱えていることも確かである

▼オバマさんが、気候変動と温室効果ガスの関係をなお疑う人もいる米共和党を説得できるか。米国が動かねば、経済成長を確保したい中国だって動くまい

▼「約束を簡単にしない人間は、その実行においては最も誠実である」。ルソーの言葉。今回の合意が「簡単な約束」とはいわぬが、誠実に実行していただきたい。二大国が禁酒を破って「がまんできなかったんだよね」では、地球は決して許してくれまい。


☆ 今朝は寒いです。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 06:07Comments(0)

2014年11月13日

今日のコラム

☆ 11月13日はうるしの日 日本漆工芸協会が1985(昭和60)年に制定。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月13日 松下幸之助一日一話 (松下幸之助.COM)

部下に使われる

 一般に、形の上では指導者が人を使って仕事をしているようにみえるが、見方によっては指導者の方が使われているのだとも言える。だから、口では「ああせいこうせい」と命令しても心の奥底では、「頼みます」「お願いします」さらには「祈ります」といった気持を持つことが大事だと思う。そういうものを持たずして、ただ命令しさえすれば人は動くと思ったら大変なまちがいである。指導者は一面部下に使われるという心持を持たねばならないのである。こうした心境があって、はじめて部下に信頼される大将になり得るのである。

 特に大きな組織、集団の指導者ほど、この心がまえに徹することが必要だと言えよう。

【コラム】筆洗

2014年11月12日 東京新聞TOKYOWeb

▼燃料が不足してきた列車を走らせ続けるにはどうするか。米喜劇のマルクス兄弟の映画「マルクスの二挺拳銃」(一九四〇年)にこんな場面がある

▼客車をぶっ壊し、木片を燃やして、走り続ける。列車がどうなっても、客が困っても知ったことか。とにかく走ればいい。本来の目的を見失った「でたらめさ」が笑いになる

▼列車のギャグはバスター・キートンの二番煎じだが、政治も同じギャグにならったとは言い過ぎか

▼永田町がきな臭い。年内の衆院解散・総選挙の可能性があるという。政権運営の燃料ともいえる支持率が不足してきたので、解散に打って出て、走り続けたいということか。安倍さんとしては前回の総選挙ほど勝てないまでも政権を失うほど負けないという計算があるのかもしれない

▼いつの総選挙にも大義名分や国民の審判をあおぐべきテーマが用意されるものだが、現段階では、どうもはっきりしない。消費税やアベノミクスの成果という人もいるが、降ってわいた急展開の中では「大義」というよりも「言い訳」にしか聞こえまい

▼解散権は首相にあるとはいえ、仮に野党の準備の整わない、この時期の解散となれば、安倍政権の事情による安倍政権のための解散と見る人もいるだろう。列車を走らせるため燃やそうとしているのは、選挙本来の目的、大義。それに加えて、政治の「品性」かもしれない。


【社説】
公的年金改革 高齢者の貧困を防げ

2014年11月12日


 政府は厚生年金、国民年金などの改革議論を進めている。給付水準を抑制する仕組みを強化することが柱だが、最低所得保障である基礎年金の目減りによる、老後の貧困を防ぐ手だてが必要だ。

 年金改革は五年に一度の財政の長期見通しを受け、議論が開始された。政府は来春の通常国会への関連法案提出も視野に入れる。

 見直しの柱が給付水準を抑制する「マクロ経済スライド」という仕組みの見直しだ。年金額は物価や賃金の変動率に応じ、毎年改定される。物価の上昇分から少子高齢化を考慮した分(1・1%程度)を差し引く同制度は二〇〇四年の改革で導入された。

 ただ、物価が下がるデフレ下では、マクロ経済スライドは発動しないため、実施されたことはない。これをデフレ下でも実施できるよう、強化しようとしている。例えば1%物価が下がれば、金額は2%超下がることになる。

 「将来世代の給付水準を上げる」(厚生労働省)ことが狙いだが、問題は全国民が共通して加入する基礎年金の水準低下だ。

 年金財政の長期見通しによると、基礎年金の水準は約三十年後、約三割下がる。現在、四十年加入で一人あたり月約六万四千円なので、現在価値に割り戻すと四万五千円程度になる。基礎年金のみの国民年金加入者は全体の三割弱。こんな額で老後の所得保障機能は果たせない。

 また、加入期間が短く五万円未満の受給者も三割超いる。見直しは、低年金者の生活に大きな打撃を与えることになる。

 厚労省は基礎年金底上げのため、加入期間を五年延長し、六十五歳までとすることも検討する。だが、六十代前半で保険料を払える人がどれだけいるのか。

 高齢化で、医療、介護保険料も上昇し、自己負担引き上げも、次々と押し寄せる。年金受給者の実質手取り額はどんどん減る。

 六十歳以上の生活保護受給者の割合は年々増加し、全体の五割を超えている。高齢者の貧困拡大が近い将来、顕在化すると専門家らは指摘する。

 貧困を拡大させないために、税で賄う「最低保障年金」のような制度の創設や、困窮した高齢者向けの住居手当など新たなセーフティーネットが必要ではないか。併せて、保険料や自己負担を低所得者は大幅に軽減する。

 年金、医療、介護の各制度を横断的にみて、老後の所得保障を早急に点検すべきだ。


☆ 今朝は良く晴れています。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 07:15Comments(0)

2014年11月12日

今日のコラム

☆11月12日 洋服記念日 (全日本洋服協同組合連合会が1972(昭和47)年に制定。)

1872(明治5)年のこの日、「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出され、それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止された。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月12日松下幸之助一日一話(松下幸之助,COM)

立場を交換する

 たとえば経営者と労働組合、与党と野党の関係など、社会では対立して相争うという姿が各所に見られる。その結果、精神的にいがみ合いがあるばかりでなく、物事の円滑な進行が妨げられ、そこから大きなロスが生まれている。

 そういう傾向になりがちなのは、やはりそれぞれが自分の立場中心にものを見るからではないだろうか。自分の立場中心に考えれば、どうしても自分というものにとらわれてものの見方がせまくなり、全体が見えにくくなってしまう。だからときに相手の立場にわが身を置く気持で、お互いの立場を交換して考えてみてはどうか。そうすることによって相互の理解も深まり、合意点も見出せるのではないだろうか。


【コラム】筆洗

2014年11月11日 東京新聞TOKYOWeb

▼外交の舞台においては、握手というしぐさ一つに大きな意味が込められることがある。その象徴的な例として、駐仏大使などを務めた小倉和夫氏が、一九七二年にあったニクソン米大統領の歴史的訪中での一場面を挙げていた

▼空港に出迎えた周恩来首相は背筋をピンと立て、大統領の方にあまり歩み寄らず、手も大きく差し出さなかった。かといって、冷たい印象を与えるわけでもない。実に微妙な態度であったという

▼これは<反共主義者として中国と対立していたニクソンを迎え入れることは、決して米国におもねるものではなく、あくまでも戦略的な、冷静な判断に基づくものであることを、世界に示そうとしたもの>だと、小倉氏は指摘していた(外務省発行『外交』誌14号)

▼きのう三年ぶりに日中の首脳が会談したが、二人が握手を交わす態度も「実に微妙」であった。習近平氏の手にどれほどの力がこもっているのだろうと、思わせるものだった

▼話をニクソン訪中の昔に戻せば、周氏には握手をめぐる屈辱的な思い出があった。一九五四年に米国務長官と会った際、握手を拒否されていたのだ。そういう過去を知っているからこそ、ニクソン氏は自ら歩み寄って、手を差し出したそうだ

▼たかが握手、されど握手。日中という隣り合う大国の首脳が、どんな形にせよ握手をしたことに、外交の妙味があるのだろう。

☆今朝は曇り空ですが予報は晴です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆
  

Posted by kazu at 05:03Comments(0)

2014年11月11日

今日のコラム

☆11月11日 電池の日
日本乾電池工業会(現・電池工業会)が1986年に制定。「十一十一」を、電池の+(プラス)と-(マイナス)に見立てている。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。


11月11日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

企業は儲けるべし

 企業というものは、終始一貫、どうすれば合理化できるか、どうすればムダな経費が省けるかと、一生懸命汗を流し、工夫し、そして苦心惨憺してやっと一定の利益を上げているのです。そして利益の大半を税金として納めています。企業も国民も、みんなが働いてプラスを生んで、税金を納めているから国の財源ができるわけです。どこも儲けなければ、税金もおさめられない。とすれば国の財源はどこから集め得るのでしょうか。

 企業は儲けてはいけないということであるなら、経営は簡単です。努力もいらなければ創意工夫もしなくていいのですから。それで国が成り立っていくのであれば何も苦労はいりません。

☆ 今開催中です。

木津川アート、2014、まちがテーマ。http://www.kizugawa-art.com/


2010年から始まった木津川アートも5年目を迎えました。
市役所周りの本町、茶問屋街、里山、風光明媚な山間部の廃校…。木津川市内のさまざまな表情のまちを知ることができました。
2014年、今回は開発された新しいまち、隣り合う古いまちが舞台となります。どこにでもありそうなまちながら、
そこには人々の営みの中から生まれた歴史が息づいていました。

「百年の邂逅(かいこう)」…。まちの記憶を辿り、新しい何かに出会う14日間。
ワクワク、ドキドキを探しに来ませんか?

■2014年11月2日(日)-15日(土)
近鉄高の原駅・山田川駅 JR西木津駅周辺にて開催


見てきました。 良かったです。何時もの散歩コースです。

皆さんも見に来て下さい。今日も晴の予報ですが朝は寒いです。

今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 06:27Comments(0)

2014年11月10日

今日のコラム

☆11月10日はエレベーターの日
日本エレベーター協会が1979年に制定。浅草に建設された12階の展望台「凌雲閣」に日本初の電動式エレベーターが設置され、1890年11月10日に公開されたのを記念している。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月10日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

商品の段位を高める

 いま、新しい開発商品が十品できたとします。十品とも碁や将棋にたとえると、初段の資格がある、いわゆる一人前の商品として一応は売れていくわけです。しかし、そのうちのどれか、これというものを取り上げて、一品くらいは永遠に名人として残っていく、という姿を生み出すことができないものかと思います。

 今までの姿には、新製品ができて少し日がたつと、もう旧製品として消えていくのが当たり前、という考え方がありました。しかし初段のものを今度は二段にする、三段にする、四段にすることによって名人までもっていく。そういうことをたえず考えていく必要があると思うのです。


【コラム】筆洗

2014年11月9日 東京新聞TOKYOWeb

▼時間の経過する速度は暦の後半ほど速く感じるものだ。二、三月あたりは猪牙(ちょき)舟で川を下る心地だが、十一月、十二月はもうロケットに乗っている気分になる

▼<やはらかに人押し合ひて一の酉(とり)> 中村金鈴。早いもので、十日は一の酉である。暦の関係で、ことしは二の酉(二十二日)まで。三の酉まである年は火事が増えるというが、その通りならば、ありがたい

▼はや一の酉と感じる、その体感速度を緩めるのは容易ではないが、工夫はある。ある人に教わった。思い切って、もう来年になったと思い込んでみるというのだ。今年の十一月は二〇一五年マイナス二月。十二月は同年マイナス一月という具合

▼ばかばかしいとは思わぬ。そもそも終わってしまうと意識するので焦る。これが時の猛スピードの正体か。残り二分とせっつかれた二分と通常の二分は違うものだ

▼もう来年と思うことには別の利もある。この時期を来年への助走ととらえれば、早く決意し、準備もできる。十一月、十二月に新たな挑戦を始める人はあまりいないか。もう年が改まるからと一月まで先送りしたくなるものだが、それでは、時間が惜しい

▼よい時期の合意である。日中両政府が近く首脳会談を行う。やっとである。来年は終戦七十年という節目の年。来年に向けて両政府が関係改善に動きだしたと信じたい。こればっかりは鬼も笑うまい。

☆ 今朝は曇り空ですが予報は晴です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:29Comments(0)