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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年11月30日

今日のコラム

☆11月30日はカメラの日

1977(昭和52)年のこの日にカメラメーカー小西六写真工業(コニカ)が世界初の自動焦点(松下幸之助一日一話オートフォーカス)カメラを販売したことからカメラの日といわれています。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月30日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

精神大国をめざして

 今日、わが国は経済大国と言われるまでになりましたが、人びとの心の面、精神面を高めるということについては、とかくなおざりにされがちだったように思います。これからは経済面の充実とあわせて、お互い国民の道義道徳心、良識を高め、明るく生き生きと日々の仕事に蹄みつつ、自他ともに生かしあう共同生活をつくりあげていく。あわせて日本だけでなく海外の人びと、ひいては人類相互のための奉仕、貢献ができる豊かな精神に根ざした国家国民の姿を築きあげていく。そのような精神大国、道徳大国とでも呼べる方向をめざして進むことが、今日、国内的にも対外的にも、きわめて肝要ではないかと思うのです。



【コラム】筆洗

2014年11月29日 東京新聞TOKYOWeb

▼東日本大震災が起き、揺れと津波、原発事故に見舞われた日本の人々を想い、<三災後仁愛の風流れ込む>と詠んだのは、欧州連合(EU)の大統領ヘルマン・ファンロンパイさん(67)だ

▼柔和でひょうひょうとした風貌の老紳士は、「敗者を出して終わる交渉は、よい交渉ではない」との信念を持つ老練な政治家であると同時に、二冊の句集を出した俳人でもある
▼いや、自身の言葉によれば、彼は「俳句もたしなむ政治家」ではなく、「政治にも携わる俳人」だという。どんな思いでそう称しているのか。句集『Haiku2』の序に、彼の深い哲学がにじむ

▼<人間は無限の中の消えゆく小粒子にすぎません。無限の宇宙にあって、人間は無常の存在であることを痛感するものです。人間が偉大でなりえる世界はこの俗世界のみです。政治家もそれを自覚しなければなりません>

▼争いや妬(ねた)みに満ちた俗世界だからこそ、平和や結合への憧れが強くなる。虚(むな)しさや諦念にとらわれるのではなく、「簡素な真実」を求めていく心。俳句とはそういう生き方そのものなのだと、彼は説く

▼初代EU大統領の激務をこなして五年。ファンロンパイさんはまもなく任期を全うする。<枯れ枝に緑夢見る変わらぬ美><寒空に見ゆるわが息あたたまり>。芭蕉を敬愛する一人の俳人として、復興へと歩む東北の地を訪れてほしいものだ。


☆今朝は晴れています。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 06:47Comments(0)

2014年11月29日

今日のコラム

☆11月29日はいい服の日 「いい(11)ふく(29)」の語呂合わせから記念日とされています。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月29日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

値引く以上のサービスを

 商人は、自分の信念なり事業観に基づいて適正利潤というものを確保し、顧客を大事にしつつ商人としての社会的責任を果たしていくことが肝要で、それが社会共通の繁栄に結びつく望ましい姿だと思います。

 そして、そうした望ましい商売をしていくためには適当にかけ引きをして値段をまけるというのではなく、最初から十分勉強した適正な値段をつけて、それは値切られてもまけない、逆にお客さんを説得し納得していただくということでなければいけません。その上で“あの店は値引く以上に価値あるサービスをしてくれる”という評判をお客さんからいただくような商売をすることが大事だと思います。


【コラム】筆洗

2014年11月28日 東京新聞TOKYOWeb

▼「核」の字の中には「亥(い)」つまり「猪(いのしし)」がいる。今年一月に逝去した詩人・吉野弘さんは三十年余前、「漢字喜遊曲・亥短調」なる詩を発表した

▼<核の中の亥/物の核心に亥がひそむ/細胞核には遺伝をになう猪/原子核には原子力をになう猪/いずれも今は人に飼いならされているけれど/いつまで、おとなしくしていることか>

▼飼いならしたはずの「核の中の亥」が猪突猛進(ちょとつもうしん)すれば、どうなるか。原発をめぐる訴訟では現状追認の判断が目立ったこの国の裁判所も、福島での惨禍を目にして大きく変わったのだろう

▼福井の住民らが関電の大飯原発運転差し止めを求めた訴訟では、五月に「再稼働は人格権の根幹を具体的に侵害する恐れがある」という画期的な判決が出された

▼それでも原発再稼働こそわが信念とばかりに進み続けてきた政府に、またも裁判所が警鐘を鳴らした。滋賀などの住民が大飯・高浜原発の再稼働差し止めを求めた仮処分申し立てについて裁判所はきのう、住民の求めを退けつつも、「事故への備えが進んでいない現状で再稼働が認められるとは到底考えられない」と指摘した

▼これでもなお政府は再稼働への歩みを止めないのだろうか。吉野さんには、こんな詩もある。<「正」は「一」と「止」から出来ています。/信念の独走を「一度、思い止(とど)まる」のが/「正」ということでしょうか。>


【社説】手漉き和紙 途切れぬ文化遺産に

2014年11月28日 東京新聞TOKYOWeb


 千三百年の歴史をもつ「日本の手漉(てすき)和紙技術」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。高く評価された和紙の伝統を、人類の宝として、しっかりと後世に伝えたい。

 本美濃紙(ほんみのし)(岐阜県美濃市)、細川紙(ほそかわし)(埼玉県小川町、東秩父村)と既に登録済みの石州半紙(せきしゅうばんし)(島根県浜田市)をグループ化した和紙技術として登録が決まった。いずれも、コウゾを原料に手漉(てす)きで作られている。

 ユネスコの政府間委員会では、教育現場で手漉きの体験活動が行われるなど、世代を超えて伝統的な知識や技術が受け継がれ、地域社会のつながりを生んでいることが評価された。

 製紙は大陸伝来の技術とされ、日本書紀には、七世紀初頭、製法を知る僧侶が朝鮮半島から来たとの記録が残る。日本最古の紙とされるのは、奈良・正倉院に残る七〇二年の美濃、筑前、豊前の戸籍用紙。つまり、千三百年の歳月に耐えてきたのである。

 大陸から伝わった「溜(た)め漉き」技法から、やがて、独自の「流し漉き」が考案された。原料のコウゾ、ミツマタなどの長い繊維を均一に絡み合わせるため、ネリと呼ばれる植物性粘液を加えた紙材液を流し動かして漉き上げる技法である。熟練した手さばきを要するが、流し漉きにより、ごく薄く、しかも、非常に丈夫な和紙が作れるようになった。

 和紙は、文字や絵を伝える媒体としてばかりでなく、障子となり扇となって、日本の暮らしや文化の中に息づいてきた。薬品を使うことなく真っ白な紙を漉くためには、清らかな水が欠かせない。和紙の伝統は、日本の風土と深く結び付いてもいる。

 今回の登録について、文化庁の青柳正規長官は「これほど完璧に良質の紙を作るのは、いまでは日本だけになっている」と述べた。

 しかし、和紙づくりの現場では、紙漉き職人だけでなく、紙漉きに必要な木の枠組みを作る職人も減っているのが現状だ。

 むろん、機械で漉くこともできる。だが、薬品の入った糊(のり)や水道水を使う機械漉きの和紙には紙魚(しみ)がつき、劣化しやすい。

 天然素材の手漉き和紙は、手間がかかる。効率が求められる産業の論理とは相いれないだろう。でも、文化の考え方は違う。

 他に類を見ない質の高さが認められたのである。その手漉きの伝統が途切れぬよう、人類の宝として守っていきたい。


☆ 今朝は曇り空です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆




  

Posted by kazu at 06:43Comments(0)

2014年11月28日

今日のコラム

☆11月28日は税関記念日

大蔵省(現在の財務省)が1952(昭和27)年に制定。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月28日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

とどめを刺す

 日々のお互いの仕事の中で、もうちょっと念を入れておいたら、とあとから後悔することが少なくないような気がする。

 一生懸命に努力して、せっかく九九%までの成果を上げても残りのわずか一%の「止め」がしっかりと刺されていなかったら、それは結局はじめからやらなかったと同じことになる。いや中途半端にやっただけ、むしろマイナスになる場合が多いのではあるまいか。念には念を入れよ、である。仕事を完全にやり通すのに念の入れ過ぎということはないのである。とどめを刺さない仕事ぶりがあったら、お互いにその不徹底を大いに恥とするほどの厳しい心がけを持ちたいものである。


【コラム】筆洗

2014年11月27日


▼これこそ、堂々巡りではないか。私たちは、よりよい政治を求めて票を投じる。だが選挙自体が、一票の不平等で歪んでいる。そうして選ばれた国会で選挙制度が根本的に正されないまま、選挙が繰り返される

▼この悪循環から抜け出すために裁判に訴えると、最高裁は言う。「確かに一票の不平等は著しいが、国会の裁量の範囲内だ」。これでは、出口は見つからない

▼昨年の参院選をめぐる裁判で、きのう最高裁はまた同様の判断を示したが、「憲法の番人」の間でも「さすがにそろそろ悪循環を断たないと」という危機感は強くなっているのだろう。少数意見ながら、内閣法制局長官も務めた裁判官が「このままでは国民主権は絵に描いた餅となる」とまで断じた

▼それにしても、なぜここまで一票の不平等は放置され続けるのだろうか。外務省条約局長なども務めた福田博・元最高裁判事の見立ては、注目に値する

▼福田さんは自著『世襲政治家がなぜ生まれるのか?』で指摘している。<(今の選挙制度の)目的は何か? あけすけに言ってしまえば、主として、二世、三世議員の既得権確保のためという面が強いのではないでしょうか?>

▼なるほど、選挙区割りが大きく変わらなければ、既得権で有利な立場にある世襲政治家が増えるのは、自明の理。「これではまるで江戸時代中期」とは、福田さんの嘆きである。

☆今朝は晴れていますが、寒いです。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 06:53Comments(0)

2014年11月27日

今日のコラム

☆11月27日はノーベル賞制定記念日

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月27日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

人間としての成功

 人にはおのおのみな異なった天分、特質というものが与えられています。言いかえれば万人万様、みな異なった生き方をし、みな異なった仕事をするように運命づけられているとも考えられると思うのです。

 私は、成功というのは、この自分に与えられた天分を、そのまま完全に生かし切ることではないかと思います。それが人間として正しい生き方であり、自分も満足すると同時に働きの成果も高まって、周囲の人びとをも喜ばすことになるのではないでしょうか。

 そういう意味からすれば、これをこそ“人間としての成功”と呼ぶべきではないかと考えるのです。


【コラム】筆洗

2014年11月26日 東京新聞TOKYOWeb

▼登録商標の関係で新聞には使用上注意が必要になる名詞がある。不用意に使えば宣伝になるし、逆に価値を傷つける可能性もある

▼「バンドエイド」はジョンソン・エンド・ジョンソンの商標なので使いにくい。「記者ハンドブック」には言い換え例として「ガーゼ付きばんそうこう」を挙げるが、日常でそう呼ぶ人はいないだろう

▼もうひとつの「バンド・エイド」に言い換えの必要はない。「ロックバンド」による「エイド(援助)」なので「バンド・エイド」。一九八四年、アフリカ飢餓救済の慈善ソング「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」の発表から三十年。今年はエボラ禍に苦しむアフリカ支援のため、同じ曲を新たなメンバーで録音した

▼二十三日、英国の最新シングルチャートで一位を獲得したという。英国政府の粋な計らいによりこの曲は無税だそうで売り上げはそのままエボラ支援に使える。かの地にとっては大きなクリスマスの贈り物となる

▼「バンド・エイド」の言い換えで富めるミュージシャンの売名付き「余興」という人はおるまい。どう言おうと、数十億円規模の支援金が実際に集まる。誰かが救われる

▼<我が家にもクリスマスのあればよからん。耶蘇(やそ)教の家の羨(うらや)ましく 風琴(おるがん)の唱歌する聲(こえ)をききつつ 冬の夜幼なき眼(め)に涙ながしぬ>萩原朔太郎。聖夜の来ない人もこの世の中にはいる。


☆最優秀新人(新人王)セは広島の大瀬良大地投手(23)おめでとうございます。

今朝はまだ暗いですが予報は晴です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆



  

Posted by kazu at 06:09Comments(0)

2014年11月26日

今日のコラム

☆11月26日はペンの日
日本ペンクラブが制定。1935(昭和10)年のこの日、日本ペンクラブが創立された。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月26日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

要求者たれ

 経営者にとって、とくに大事な点は何かというと、それは“要求者になる”ということだと思います。社員の人たちに、会社の方針はこうだから、こういうようにやろうではないか、諸君も努力して欲しい、という強い呼びかけを持つということです。それが社長の仕事だと思います。社長がそういうことを言わなければ、社員は何をどういうふうにやっていいのか分からないということになって、力強いものは生まれてきません。

 ですから、経営者は強い理想というか希望というものを打ち立てて、これを社員のすべてに要望、要求することが肝要なのです。要望を持たない社長は存在の意義がないと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年11月25日 東京新聞TOKYOWeb

▼昔から子どもの遊び道具には「鉄砲」の類いがある。夏の水鉄砲や竹筒の紙鉄砲、割り箸で作るゴム鉄砲。鉄砲の形はしていないが、秋の収穫を祝う、十日夜(とおかんや)には藁(わら)鉄砲を打ち鳴らす地域もある

▼玩具の銃に目くじらを立てることもあるまい。男の子は鉄砲の形や大きな音、何かを撃つという行為にひかれるものだが、いずれ飽きる

▼最近はお目にかからないが、かつて駄菓子屋で売っていた銀玉鉄砲。小さな銀色の弾を発射する玩具の銃で発売は一九六〇(昭和三十五)年という

▼製造会社によると弾を銀色にしたのは五八年、テレビ放映開始の西部劇「ローンレンジャー」の影響だそうだ。黒マスクで白馬にまたがる主人公は正義の「シルバーブリット」(銀色の弾丸)を使っていた

▼米オハイオ州で玩具の銃で遊んでいた十二歳の男の子が警官に射殺された。「銃」に手を掛けたというが、通報者は事前に玩具である可能性を警察に伝えていたとの情報もある。米国では少年の銃犯罪も珍しくないとはいえ、本物か玩具かの確認さえしていない。楽しいはずの感謝祭のシーズンに男の子は殺された

▼この国も子どもをめぐる痛ましい事件でいっぱいだが、銃がないだけましか。英語の「シルバーブリット」には「特効薬」の意味がある。少年の死に、銃問題の解決に向けて「銀玉」が一刻も早く「発射」されることを心から祈る。


【社説】社会保障 再分配機能を強化せよ

2014年11月25日 東京新聞TOKYOWeb


 富裕層が富めば、その滴がしたたり落ちるというトリクルダウン効果はなく、庶民の暮らしはより厳しくなるばかりだ。所得の再分配機能を強化すべきだ。

 実質賃金は十五カ月連続で、前年同月を下回っている。相対的な貧困率は上がり続け、一人親世帯になると先進国でも最悪の水準だ。生活保護を受給しているのは八月時点で百六十一万世帯と過去最多を更新した。一方で、高額商品の売れ行きは好調で、国民生活の格差は広がっている。

 安倍政権が誕生した二年前の総選挙で、自民党は社会保障について「『自助』・『自立』を第一に」と公約に掲げた。自分のことは自分や家族で面倒をみろ、ということだろう。

 その公約通り、社会保障の削減は進んだ。公的年金は昨年十月から三段階に分けて2・5%引き下げられつつある。国民年金の満額受給者で、すでに年間、約一万三千七百円減った。医療保険では、今年四月から七十~七十四歳の自己負担が順次、一割から二割に引き上げられている。介護保険については、一定以上の所得がある人の利用者負担を二割に上げるほか、特別養護老人ホームの新規入居を「要介護3」以上に限るなどの給付カットが、二〇一五年度から実施される。

 生活保護では、食費などの生活費に充てる生活扶助費が昨年八月から計6・5%引き下げられている。保護が必要な人が利用できなくなると懸念される改正生活保護法も今年七月に施行された。

 来年十月に予定されていた消費税の再増税が延期されたことにより、社会保障の充実策は先細りする見通しだ。政府は来年度一兆八千億円を充てる方針だったが、四千五百億円不足する。

 四月からスタートする待機児童解消に向けた「子ども・子育て支援新制度」は、保育施設の職員増加などが縮小される可能性がある。無年金者を減らすため、受給資格期間を二十五年から十年に短縮し、低所得の年金受給者に最大月五千円の給付金を支給する対策は、先送りの公算だ。人手不足が深刻な介護職員の待遇改善や、低所得高齢者の介護保険料軽減も難しくなっている。

 再増税延期で財源が不足するなら、各省の予算枠を組み替えてでも、年金、医療、介護などの社会保障は充実させるべきだ。所得再分配機能の強化は、最優先に取り組むべき課題だ。


☆今朝は雨です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 06:51Comments(0)

2014年11月24日

今日のコラム

☆11月24日はオペラ記念日 1894(明治27)年のこの日、東京音楽学校(現在の東京芸術大学)奏楽堂で、明治以降日本で初めてのオペラが上演された。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月24日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

不可能を可能にする

 ある製品の価格を一年ほどの間に三割も引き下げて注文をとっている会社のことが新聞の記事に載っていました。以前は非常に儲けすぎていたのだと言えばそれまでです。しかし、以前と言えどもある程度の利益以外は取っていなかっただろうと思いますし、今度と言えども赤字ではやっていないだろうと思います。

 そうすると、そこにはなんらかの工夫があったと考えられます。経営の考え方とか、仕方に工夫をこらして、価格を引き下げても引き合うという方法を見出しているのです。そうした成果は、“不可能を可能にする道は必ずある”とみずから考え努力していくところから生まれてくるものではないでしょうか。



【コラム】筆洗

2014年11月23日 東京新聞TOKYOWeb

▼たぶん、深刻な状況を描きながらもこの映画が観客に向かって訴えているのは「どうです。ちょっとうらやましくないですか」ではないだろうか。二十二日に公開された、ドキュメンタリー映画「うまれる ずっと、いっしょ。」(豪田トモ監督)。それぞれ異なった問題の中にいる三組の「家族」を同時並行に描いている

▼長く連れ添った妻との死別。血のつながっていない父と子。生まれながらに重い障害のある子とその両親

▼いずれの状況もお気の毒やかわいそうでは済まされない。自分をその場に置きたいかと問われたら、誰もが尻込みするだろう

▼それでも見終わった時に「お気の毒」や「自分でなくて良かった」ではなく「ああいいな」という気分にさえなるのは、描かれた家族が問題に対して前を向き、お互いに手をつないで笑っているせいかもしれない。一緒に立ち向かう人がいる。寄り添える誰かがいる
▼妻を亡くした男性はいつまでも泣いている。それでも、妻と過ごした大切な何十年間がある。立ち直らぬ男を慰め、時に叱る子がいる

▼昨日はいい夫婦の日だった。結婚しにくい時代である。「なんだって、あんなやつと一緒になってンだい」「だってさぶいンだもん」。古今亭志ん生さんが「厩火事(うまやかじ)」に振るまくら。形式はどうあろうと誰にも温め合える誰かがいてほしいものだ。本格的に寒くなってきた。

☆ 今朝は晴れています。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:28Comments(0)

2014年11月23日

今日のコラム

☆11月23日は勤労感謝の日
"勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう"国民の祝日。
1948(昭和23)年公布・施行の「祝日法」で制定。

☆いいふみの日 ( 郵政省が制定。「いい(11)ふみ(23)」の語呂合わせ。)

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月23日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

労働は神聖なり

 労働は神聖である。その意識をお互いにつよく持ちたいものだと思う。

 私は、労働は神聖であり、その聖職に当たっているのだという誇りから、労働それ自体も、より価値あるものになるというか、その能率、生産性も知らず識らずのうちに上がってくると思う。

 そのように生産性が上がって、仕事の成果も高まれば、それは労働者に、より大きな報酬賃金をもたらすことになろう。つまり、労働の喜びという精神的な面だけでなく、物質的な面での向上進歩もあるわけで、言ってみればそうした意識、誇りから物心一如の繁栄なり幸福なりが生まれてくると思うのである。


【コラム】筆洗

2014年11月22日 東京新聞TOKYOWeb

▼永田町の大音声の万歳でかき消されそうだが、しかと覚えておきたい万歳がある。わずか六日前、沖縄で響いた万歳だ

▼普天間飛行場の辺野古移設が焦点となった知事選で万歳をしたのは、移設に反対する翁長(おなが)雄志さんだった。推進派の現職候補に十万票の差をつけた勝利は沖縄の民意を明確に示したが、官房長官曰(いわ)く「法治国家として(移設を)粛々と進めていく」
▼今の知事が既に辺野古の埋め立てを認めているのだから、法的には何の問題もないとの言葉だ。だが翁長さんは承認手続きに法的な過ちがなかったかを見直し、場合によっては承認を撤回すると言っている。法の理と民意にかなう姿勢だろう

▼いま心配するのは、より根本的な「法治」をめぐる問題だ。法治国家を『日本国語大辞典』で引けば、<国民の意志によって制定された法律に基づいて、国家権力を行使しようとする政治理念>とある。つまり、法が民意にきちんと基づいているかが肝心だ

▼そのためには公正な選挙が欠かせないのに、一票の不平等が根本的に正されぬまま、再び総選挙となった。投開票が終わればまた、「この選挙は違憲で無効ではないか」を問う裁判が各地で始まる

▼衆院選が違憲と判断されれば、国会でつくられる法律自体の正当性が大きく揺らぐ。そういう「法治国家」の危機を思うと、永田町の万歳の響きもむなしい限りだ。

☆【長野で震度6弱】怪我をされた方にお見舞い申し上げます。
今朝は晴れています。今日も良い天気の予報です。

今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


  

Posted by kazu at 06:23Comments(0)

2014年11月22日

今日のコラム

☆11月22日はボタンの日
日本釦協会・全国ボタン工業連合会等が1987(昭和62)年に制定。

1870(明治3)年のこの日、金地に桜と錨の模様の国産のボタンが海軍の制服に採用された。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

弁解より反省

 仕事でもなんでも、物事がうまくいかない場合、必ずそこに原因があるはずである。だからうまくいかなかったときに、その原因を考えることは、同じ失敗を重ねないためにも、きわめて大切である。

 そのことは誰もが承知しているのであるが、人間というものは往々にしてうまくいかない原因を究明し反省するよりも、「こういう情況だったからうまくいかなかったのだ。あんな思いがけないことが起こって、それで失敗したのだ」というように弁解し、自分を納得させてしまう。原因は自分が招いたことである、という思いに徹してこそ、失敗の経験も生かされるのではないだろうか。


【コラム】筆洗

2014年11月21日 東京新聞TOKYOWeb

▼骨の折れる仕事は世の中にあまたあるが、インドのニューデリーに住むカイラシュ・サトヤルティさん(60)は、文字通り骨を折っている

▼まだ子どもなのに過酷な労働を強いられ、学校に行けない子を助け出すことに打ち込み、これまでに八万人を救出してきた。子どもらを安い賃金で酷使し、もうけている経営者にとって、サトヤルティさんは敵だ

▼だから何度も襲われてきた。「脚も頭も背中も肩も、とにかく私は体中の骨を折られた。仲間二人は殺された。若いスタッフが袋だたきに遭うなんて、しょっちゅうだ」と語っている

▼全世界では一億六千八百万人が、十八歳に満たないのに危険で有害な仕事をしている。十数年前に比べれば三分の二に減ったが、それでも驚くべき数だ。日本でも人気のスマートフォンやスポーツ用品が安く買える陰には、児童労働があるという指摘も繰り返されてきた

▼サトヤルティさんの原点は子どものころに見た光景だという。同じ年ごろの子が学校に行けず、通りで靴磨きをしていた。「こういう問題に立ち向かわなくては…。これは、必ず合格しなくてはいけない道徳のテストだ」と考え続け、行動して、今年のノーベル平和賞に輝いた

▼児童の酷使などを禁じた「子どもの権利条約」が採択されてから、きのうでまる二十五年たった。私たちはまだまだ、テストに合格しそうもない。


☆今朝は曇り空ですが、晴の予報です。暖かくなるみたいです。

今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 06:28Comments(0)

2014年11月21日

今日のコラム

☆11月21日は 歌舞伎座開業記念日

1889(明治22)年のこの日、東京・木挽町(現在の東銀座)に歌舞伎座が開場した。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月21日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

心をときはなつ

 自由な発想の転換ができるということは、指導者にとってきわめて大事なことである。しかし、発想の転換ということはさかんに言われるが、実際はなかなかむずかしい。みずから自分の心をしばったり、せばめている場合が多いのである。

 だから大事なことは、自分の心をときはなち、ひろげていくことである。そしてたとえば、いままでオモテから見ていたものをウラから見、またウラを見ていたものをオモテも見てみる。そういったことをあらゆる機会にくり返していくことであろう。そうした心の訓練によって、随所に発想の転換ができるようにしたいものである。

【コラム】筆洗

2014年11月20日 東京新聞TOKYOWeb

▼「少年よ、大志を抱け」。北海道大学の前身、札幌農学校のクラーク博士が帰国の際、学生に残した言葉には諸説ある。学生と握手をかわした後、ひらりと馬にまたがり、そう叫んだという状況は共通しているが、内容や趣がどれもやや異なる

▼「この老人の如(ごと)く大志を抱け」「人間として当然なすべきことをすべて達成せんと望め」「金、利己、はかなき名声を求める野心を燃やすことなく、人間の本分をなすべく大望を抱け」という説もある。ジョン・エム・マキ著『W・S・クラーク その栄光と挫折』に教わった

▼クラーク先生のいう「大志」はカネや名声、ましてや選挙とは関係ないが、いくら何でも「大志」のない話である。安倍首相が十二月総選挙の勝敗ラインを自民と公明両党で過半数維持と掲げた

▼もちろん謙虚さや野党に対する敬意ではない。大風呂敷の政治家がこと選挙に限って「小志」になるのは達成できなかった時への予防である

▼両党で過半数維持とは現有勢力から九十議席近く減らそうともその身は安泰。「(両党で)過半数を維持できなければ、私は退陣する」と首相は真面目な顔をしていたが、なかなかの演技派である

▼前回のテストで満点近い成績をとった子が「明日のテストで五十点を切ったら一生おやつはいらない」と悲壮な顔を浮かべても親は喜ぶまい。悪知恵におやつは当分抜きとなる。


☆今日も皆様にとって良い一日で有りますように。

  

Posted by kazu at 06:10Comments(0)

2014年11月20日

今日のコラム

☆11月20日は 世界こどもの日
1954年(昭和29)、国連が制定した国際デー。この日は1959年(昭和34)に「子どもの権利宣言」、1989年(平成1)に「子どもの権利条約」を総会が採択した日でもある。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月20日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

覚容の心で包含

 世の中にはいい人ばかりはいない。相当いい人もいるが相当悪い人もいるわけです。ですから、きれいな人、心の清らかな人、そういう人ばかりを世の中に望んでも実際にはなかなかその通りにはなりません。十人いたらその中に必ず美ならざる者も正ならざる者も入ってくる。そういう状態で活動を進めているのが、この広い世の中の姿ではないでしょうか。そこに寛容ということが必要になってきます。

 力弱き者、力強き者があるならば、両者が互いに包含し合って、そこに総合した共同の力を生み出してゆく。そういうところにわれわれ人間のいき方があるのではないかと私は思うのです。


【コラム】筆洗

2014年11月19日 東京新聞TOKYOWeb

▼昨日は風が強かった。正午すぎ、訃報を伝える号外が東京本社の玄関前に張り出された。行き交う人が足を止める。初老の男性が記事を読んでいる。思い入れの強い世代であろう。読み終え、静かに再び木枯らしの中へ歩きだす。この人も「健さん」か

▼日本は高倉健のいない世界を生きることになった。<往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし> 愛した言葉の通りに「忍びて」の俳優である

▼一九六〇年代に若者が心情を重ねた、「網走番外地」の健さんはいかなる逆境であろうと信念のために命を投げ出す男。七〇年代以降の健さんには人生につまずきながらも、それに耐えて誠実に生きたいと願う男の心情があった

▼「遙(はる)かなる山の呼び声」(八〇年)。出会った子ども(吉岡秀隆)を励ますため昔話をする。自分の父親は自殺した。兄と遺体をリヤカーで運んだ。泣きたいが、必死で我慢した。「男が生きていくには我慢しなければならないことがいっぱいある」

▼誰もが健さんのように生きたかった。健さんならそんなことはしない。それでも現実は厳しくて、ずるいことも考える。調子よく立ち回りもする。泣き言と言い訳の日々

▼「そういうのを草野球のキャッチャーちゅうんじゃ…。ミットもない」(「幸福の黄色いハンカチ」)。北風に向かって背中で「男」を教えた人の旅立ちに大人たちが狼狽(ろうばい)している。


☆ 今朝は晴れていますが寒いです。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆

  

Posted by kazu at 07:10Comments(0)