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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年06月30日

今日のコラム

☆ 6月30日(月)トランジスタの日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月30日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

健康法はなくても……

 私は若い頃から病弱であったが、戦中戦後の無我夢中で働かざるを得ない時期を経て健康体になり、いまもまだ元気でいられる。健康法と言えるものは何もないといっていい私にとって、これは考えてみればまことにありがたいことだし、ほんとうに不思議なものだと思う。

 しかし、これまでの歩みを振り返ってみると、私は、一つの仕事が成就すると、またすぐ次の仕事をと、たえず目標を持って努めてきた。いま静かに思うと、その繰り返しの中に張り合いがあり、そこにいわば死ぬに死ねないとでもいうか、一種の緊張感がみなぎっていた。そこに生きる張り合いを感じ、毎日を過ごしてきたように思うのである。


【コラム】筆洗

2014年6月29日東京新聞TOKYOWeb

▼空想科学小説とはもはやいわぬか。SF。小説にせよ漫画にせよ、書かれた当時は荒唐無稽に思えたはずのSFはかなり正確に未来の形を予見してきたのではないか

▼ロボット、潜水艦、月ロケット、核爆弾。タイムマシンこそ実現しないが、SFの世界から現実になった新技術、未来予想は数知れぬ。かつての作家たちの空想力のすごさ

▼もちろん例外もある。藤子・F・不二雄さんが一九七四年に描いたSF短編の『間引き』。日本の人口が増えすぎ、食糧が不足している世界。配給制が導入され、人々は絶えずおなかをすかせている

▼藤子さんの予言は一面では正しい。世界の人口は約七十二億人。一日で約二十万人ずつ増えているという試算もある。地球全体では水と食糧が不足している

▼見誤ったのは日本では人口が増えなかったことである。それどころか急速に減っている。総務省によると一月一日現在、全国人口は一億二千八百四十三万人余。日本人は昨年に比べ約二十四万人減った。二〇五〇年には約九千七百万人にまで減る

▼作品では人口が増えすぎた結果、「異性愛、肉親愛、隣人愛、友情」が薄れ、人々は憎み、殺し合うことで人口を調整する。ならば人が減る現実の世界では「愛」や思いやりが増えてもよさそうだが、世間にそんな気配はない。待ち受けるのはSFの空想を超えた人も愛も足らぬ世界か。


☆ 昨日のカープ

カープVメール

29日横浜、カープ7―5DeNA、勝ち投手中田4勝2敗、セーブ・ミコライオ13S、本塁打エルドレッド24号・25号、丸9号、会沢2号 詳しくは中国新聞朝刊で

今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 05:36Comments(0)

2014年06月29日

今日のコラム

☆ 6月29日はビートルズ記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月29日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

諫言を聞く

 指導者が物事を進めていくに当たって、みなからいろいろな意見や情報を聞くのは当然の姿である。そしてその場合、大事なのは、自分にとって都合のいいことよりも、むしろ悪いことを多く聞くことである。つまり、賞賛の言葉、順調に進んでいる事柄についての情報よりも、“ここはこうしなくてはいはない”といった諫言なり、悪い点を指摘する情報を努めて聞くようにしなければならない。

 ところが、そうした情報はなかなか指導者の耳に入ってきにくいものだ。だから、指導者はできるだけ、そうした諫言なり、悪い情報を求め、みながそれを伝えやすいような雰囲気をつくることが大切なのである。


【コラム】筆洗

2014年6月28日 東京新聞TOKYOWeb

▼匂いには妙な力がある。ふとした匂いが、忘れていた情景を鮮やかに甦(よみがえ)らせる。そんな経験はないだろうか。生物の進化の歴史で、五感のうち最も早くから発達したのは嗅覚ともいわれる。嗅覚の神経は、発達した人間の脳の中でも、恐怖や不安、快楽といった情動を司(つかさど)る原始的な部分と強くつながっているという
あ▼この匂いの力を巧みに使っていたのが、ロンドンの帝国戦争博物館だ。そこには第一次世界大戦で繰り広げられた陰惨な塹壕(ざんごう)戦の原寸大模型があった。じとっとした不気味な闇でうずくまる兵士、爆音…

▼実によくできた展示だったが、何より生々しかったのが、異臭だ。ゴムが焼けるような匂いを漂わせることで、機械化された大規模殺戮(さつりく)戦の恐怖を追体験させていた

▼現実の戦場では、そこに腐臭も混じるはずだ。そんな匂いを思い浮かべながら、この詩を読むとどうだろう。<彼のからだはピンクで温かかった/今は青く冷たい/シラミに惜しまれる遺体><昨日は耳で鳴った/今日は軍帽の中で/明日は頭のなかで>。かの大戦を闘ったフランスの若者が日本文化の影響を受けて詠んだ俳句だ

▼いくら政治家が大義を掲げ、勇ましい音楽で送り出そうと、前線にあるのは弾が飛び交う音、うめき声、そして鼻をつく匂いだ

▼第一次大戦の口火が切られてから、きょうで百年。足元で戦争の匂いはしていないか。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆

  

Posted by kazu at 05:45Comments(0)

2014年06月28日

今日のコラム

☆ 6月28日 貿易記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月28日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

身も心も、そして財産も

 人間、将来のことはわからないけれども、少なくともいま現在のあなたは、入社した動機はどうあるにせよ、一応生涯をこの会社に託そうと決心して、身も心も会社に打ち込んでいると思う。

 そこで、さらに一歩進んで自分の財産までも打ち込めないものかどうか。たとえば極端に言うと、全財産をはたいてあなたの会社の株にかえるような、心がまえとしては会社と心中するくらいの気持であってほしいと思うのである。そういう心がまえであれば、必ずや仕事の成果というものは非常に上がるであろうし、またそういう姿は、会社からも周囲からも高く評価されると思うのである。


【コラム】筆洗

2014年6月27日東京新聞TOKYOWeb

▼七十年前の夏、十九歳の外間守善(ほかましゅぜん)さんは、戦火の迫る沖縄から本土へ船で疎開する妹のために、心を込めて名札を書いた。「外間静子」と書かれた布を、十三歳の妹は黙って丁寧に服に縫い付けた

▼外間さんは妹を港まで送って行った。人いきれでむんむんする船倉の奥に場所を確保してやって、船を下りた。その船・対馬丸は一九四四年八月二十二日、鹿児島県悪石(あくせき)島沖で米潜水艦に撃沈され、千五百人近い命が海に沈んだ。うち半数余が子どもたちだった

▼それから二十年余たち、東京で沖縄戦の実態を伝える催しがあった時、皇太子ご夫妻の説明役を務めたのが、沖縄文化の研究者となっていた外間さんだった。冷静に客観的にと努めていたが、対馬丸遭難を説明していて心が乱れた

▼甦(よみがえ)った妹の記憶が外間さんの口を動かした。「私の妹静子も乗っておりました。帰りませんでした」。周囲はとにかく先へと進もうとしたが、ご夫妻はその場に立ちつくした。美智子さまはハンカチを握りしめて体を震わせていた…。一昨年に八十七歳で逝った外間さんが自伝『回想80年』に記した光景だ

▼対馬丸の子どもたちが生きていたら、八十歳前後。天皇皇后両陛下と同世代だ。ご夫妻はきょう初めて、那覇にある対馬丸の犠牲者慰霊塔に花を手向けられる

▼十三歳のまま眠る静子さんたちに、どんな思いを伝えられるのだろうか。


☆ 昨日のカープ

カープVメール

27日横浜、カープ6―0DeNA、勝ち投手前田健7勝4敗、本塁打倉1号、岩本2号 詳しくは中国新聞朝刊で

今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 05:45Comments(0)

2014年06月27日

今日のコラム

☆ 6月27日は日照権の日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月27日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

策を弄する

 世の中には、事をなすに当たって、いろいろ策を弄する人があるようです。「弱肉強食は世の習い」とかで、ボヤボヤしていたのでは激烈な生存競争に敗北してしまうということから、何としても人より一歩でも先んじたいという気持が嵩じて「策を弄す」ことになるのかもしれません。しかし、こうした小細工は自然の理に背く場合が多く、結局成功することも少ないのではないかと思います。

「策を弄する」とは、私は智恵才覚をもてあそぶことだと思います。智恵才覚は人間に与えられた偉大な特質ですが、これはあくまでも正しい目的のためのみに使われるべきもので、よこしまな策謀に使ってはならないと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年6月26日 東京新聞TOKYOWeb

▼勉強嫌いの子どもにやる気を起こさせる方法はあるか。「とにかく前向きな言葉をかけ続けてください」。先日お会いした進学塾経営の坪田信貴さんにこう教えられた。叱るな、怒るな。褒めなさいという

▼「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(KADOKAWA)という、失礼ながら「身も蓋(ふた)もない」題の本を書いている。題名のままの実話で、この子は聖徳太子を「せいとくたこ」という太った女子だと思っていたと紹介している

▼「そうはおっしゃいますけどね」。「叱るな」に言い返す。「小学生で宿題もやらない場合はどうなんですか。怒るべきでしょう。普通」。「いいえ。一緒にやってみようと言ってください。あくまで前向きに」

▼本当かとまだ疑う。みんな叱られて大きくなった。おしりを叩(たた)かれて机に向かった。「今の子は違います」と坪田さんは断言する

▼戦後から高度成長期。苦難に勝てば、良いことが待っているという空気を子どもでさえ感じられたので、「勉強しろ」にも耐えられた。逆に生まれてこのかた、ずっと景気の悪い時代に育った子はその先の良いことが想像できない。叱られると、激励ではなく「痛み」としか感じないという。分かる気がする

▼敗退したサッカーの日本代表。世間の風は厳しいが、ここは「良いところもあったよ」と書いておく。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 05:38Comments(0)

2014年06月26日

今日のコラム

☆6月26日 雷記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月26日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

冷静な態度

 人間というものは誰しも、困難に直面すると恐れたり、動揺したりするものである。指導者とても人間だから、ときに不安を感じ、思案に余るのは当然であろう。しかし、内心で感じても、それを軽々に態度に出してはいけない。指導者の態度に人は敏感なものである。それはすぐ全員に伝わり、全体の士気を低下させることになってしまう。

 だから、指導者たるものは日ごろから事に当たって冷静さを失わないようにみずから心を鍛えなければならない。そして、どんな難局に直面した場合でも、落ち着いた態度でそれに対処するよう心がけることがきわめて大切だと思うのである。

【コラム】筆洗

2014年6月25日東京新聞TOKYOWeb

▼いろはに、金平糖(こんぺいとう)、金平糖は甘い、甘いは砂糖、砂糖は白い、白いは兎(うさぎ)…」。単語をつないでいくので、しり取り歌という。「さよなら三角また来て四角、四角は豆腐、豆腐は白い、白いは兎…」。幼き日、友と別れ、夕餉(ゆうげ)の家へ帰る道を思い出す人もいるか

▼いつ誰がつくったか分からない。地域で歌詞も異なる。大阪では、「ダイヤモンドは高い、高いは通天閣、通天閣は怖い、怖いは幽霊…」という

▼最初の言葉が経過、順序をたどりながら、まったく別の言葉に変化していく強引さが子どもには愉快で歌い継がれたか

▼法人税引き下げ問題である。閣議決定した「日本再興戦略」によると数年で20%台まで下げたいというが、政府の言い分は強引なしり取り歌に聞こえる。法人税を下げる。下げたら海外からの投資が増える。増えれば雇用増にもつながる。雇用が増えれば、国民は大喜び

▼二番もある。法人税を下げる。下げたら企業は設備投資、研究開発にカネを回す。回せば成長。成長すれば賃上げ。賃上げで国民は大喜び

▼金平糖が兎になるほど強引で怪しい。海外から投資を呼び込める根拠や企業が設備投資、ましてや賃金を喜んで上げる保証はどこにもない。その財源をどうひねり出すかもみえぬ。国民が「無傷」ですむかどうか。政治のしり取り歌は「国民は困っています」と、まず歌いだすべきだろうに。

☆ 今日も暑くなるそうです、水分を補給して熱中症に気をつけましょう。今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆


  

Posted by kazu at 06:06Comments(0)

2014年06月25日

今日のコラム

☆ 6月25日(水)住宅デー
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月25日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

報告する

 何かを命じられて使いに行き、帰ったら、「あれはこうでした」と、必ず報告しているでしょうか。

 何か問題が起こったという場合はもちろん、何事もなかったときでも、何もなかったのだからそれでいい、と考えるのではなく、まず報告する。また、それがいい結果であったら、それはそれで報告する。そうすると、報告を受けた方も「それは結構やったな」と非常に愉快になるし、安心もします。

 打てば響くというか、以心伝心というか、肝胆相照らす仲であれば、命じた人の気持を察して必ず報告するものです。そのちょっとした心がけから信頼感も生まれてくると思います。


【コラム】筆洗

2014年6月24日東京新聞TOKYOWeb

▼でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」。歌人、穂村弘さんの『絶叫委員会』(ちくま文庫)の中で見つけた。笑える。そう叫んだ人の気持ちがよく分かる

▼広告代理店勤務の友人に聞いた話だそうだ。打ち合わせの席で依頼主が前言を覆した。この友人はがまんしたが、隣の同僚が叫んだ言葉がこれ。穂村さんは「踏みとどまろうとする敬語から、煌(きら)めく『ふざけんな』の世界に飛翔(ひしょう)してしまう動きに感動」と書いていらっしゃる

▼笑えるのは心と言葉がズレているからだろう。心はがまんしようとするが、口はがまんできないでいる。言葉の「骨折」

▼この記者会見もかなり「骨折」していた。東京都議会で女性議員に向かい「早く結婚した方がいいんじゃないか」と性差別を含む「やじ」を飛ばした問題で張本人の自民党都議が、自分でしたとやっと出てきた

▼「申し訳ない」「反省している」とわびる一方、「原点に返ってやっていきたい」「私がやらなくて誰がやるんだという気持ちで頑張っていきたい」とおっしゃる

▼おわびの言葉の骨が折れ、辞職するほどの問題ではないというむき出しの本音。自分で「不正常」にした都議会の「正常化」に取り組むというあたり「申し訳ない、許していただけませんかといっているじゃねえか!」と叫んでいるようにしか聞こえぬ。もちろん「飛翔の感動」も笑いもない。


☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 05:27Comments(0)

2014年06月24日

今日のコラム

☆6月24日 UFO記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います☆

6月24日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

歴史の見方

 私は最近、お互いの歴史に対する態度の中に、何か人間の醜さとかそういったウラの面を強調しすぎている面があるのではないか、ということが気になっている。

 今日の姿をつくっているのは歴史である。そして今後の歴史というものは、われわれが、祖先が営々と努力を積み重ね前進してきた姿なり、子孫に残した遺産なりをどのように受け取り、生かすかによって変わってくるのである。そういう意味から、歴史の長所短所そのままを認識し、いい面はどんどん伸ばしていかなくてはならない。興味本位にこれを扱うことなく、もっと美しい面も同時に見るようにしたいと思うのである。


【コラム】筆洗

2014年6月23日東京新聞TOKYOWeb

▼誰かが私の服を見て『あら素敵(すてき)ね』って。でも、その場を去った時、別の言葉が後ろから聞こえたの。『なんてダサい服なの』」。へえ、こんな砕けたことをいう人だったかと耳を疑ったのは、そう語っていたのが、米前国務長官のヒラリー・クリントンさん(66)だったからである。現地十七日放送のテレビ番組に出演したヒラリーさんには「丸み」があった

▼鬼が高笑いするだろう。再来年の米大統領選挙の話である。ヒラリーさんはけむに巻くが、高い確率で出馬するだろう。「丸み」が証拠である

▼二〇〇八年の民主党指名候補選び。経験に乏しいオバマさんに負けた理由はいろいろ挙げられるが、大きかったのはヒラリーさんの「ライカビリティー」の弱さである

▼ライク(好む)にアビリティー(能力)を加えた造語で人としての魅力、好印象。人柄ともいえる。一緒にいて楽しそうかどうかである。ヒラリーさんにはしっかりした女性、高い能力という印象の一方、気位が高く、独善的で「人間味」に欠けるイメージが当時、定着していた

▼例の「丸み」。出馬をにらんだ戦略だろう。秋にはお孫さんも生まれる。「おばあちゃん」になる。嫌な言い方だが、これもライカビリティーにプラスになる

▼専門家によると好印象のコツは相手への共感という。なるほど。最近の日本の政治家が最も苦手とするところである。

☆ 今朝は晴れの良い天気です。暑くなりそうですね。熱中症に気をつけましょう。皆さまにとって良い一日でありますように ☆

  

Posted by kazu at 05:44Comments(0)

2014年06月23日

今日のコラム

☆ 6月23日(月) 沖縄慰霊の日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆


6月23日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
中小企業の強味

 世間ではとかく中小企業は弱いと言います。しかし私は、中小企業ほど人がその能力を十分発揮しつつ働きやすいところはないと思うのです。従業員が二十人とか五十人ということであれば、お互いの気心や動きがよくわかって、打てば響くすばやい活動ができやすいのです。

 つまり、かりに大企業では個々の人の力を七十%ぐらいしか生かすことができなくても、中小企業は百%、やり方によっては百二十%も生かすことができるわけです。

 そういうところに、中小企業の一つの大きな強味があるように思います。その強味を積極的に生かしていくことが、きわめて大切ではないでしょうか。


【コラム】筆洗

2014年6月22日東京新聞TOKYOWeb

▼曲がったことが大嫌い。牛の角なんか見るのも嫌。道を曲がる時なんか、泣きながら曲がっている」

▼落語の「井戸の茶碗(ちゃわん)」に出てくる清兵衛さん。清兵衛なら号泣するか。これほど曲がった話はない。東京都議会のやじ問題である

▼「やじ」とは呼べぬ。「やじ」には弁士を絶句させる正当性と鋭さ、そして「笑い」がなければならぬ。出産に悩む女性への支援について質問した女性議員に対する「結婚したらいいじゃないか」「産めないのか」は「やじ」ではない。悪意である。暴力である。これが、第一の曲がったことである

▼第二はこの人物が名乗り出ぬことである。発言に責任を持つことこそ最大の仕事といえる政治家が責任を負うどころか、逃げ隠れしている。ほとぼりが冷めるのを待っている。曲がっている

▼第三は暴言を制止する人間がいなかったこと。誰の発言か知っているのに、黙っている議員が恐らく存在する。「黙れ、愚か者」と誰も声を上げぬ。しがらみか、見て見ぬふりをしている。これが最も曲がっている。曲がったことを許さず、正しいと信じたことを主張する。命に代えても、主張する。そうでなければ政治家である意味も資格もない

▼「他人の赤ちゃんが嫌いだった。子犬さえ憎かった」。同級生の女性。授からなかった。その苦悩を暴言とそれに沈黙する人が笑っている。曲がっている。


☆ 昨日のカープ

カープVメール

22日マツダスタジアム、カープ7―4日本ハム、勝ち投手今村1勝、本塁打田中3号、エルドレッド23号、ロサリオ7号 詳しくは中国新聞朝刊で

今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 05:55Comments(0)

2014年06月22日

今日のコラム

☆ 6月22日 ボウリングの日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

6月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

知識はあっても……

 先般、あるお店で、金庫の扉がガス溶接機で焼ききられて、中から金を盗まれた、という事件がありました。ガス溶接の知識を利用して扉を溶かしたわけです。そういう泥棒がいるのです。

 知識はいくら持っていても、人間の心、すなわち良心が養われなければ、そういう悪い方面に心が働き、知識はかえって仇をなす、というような感じがします。

 今日、新しい知識がなければ生活にこと欠くというくらい知識は大事なものです。それだけに、知識にふさわしい人間、人心というものを育てることが非常に必要なことではないかと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年6月21日東京新聞TOKYOWeb

▼小学校で授業を取材していて目を見開かされたことがある。授業の課題は、小さな虫を観察し、なるべく詳細に描くこと。先生のひと言に、舌を巻いた。「この虫と同じ大きさの小人になったつもりで見て、描きましょう」。観察するということの基本を教わった気がした

▼東京・神田の岩波ホールで上映中の映画『みつばちの大地』は、蜂と同じ大きさの小人の視点で、その世界を見たドキュメンタリーだ。小型ヘリコプターや内視鏡を駆使して撮影した鮮烈な映像は、蜂と共に働き飛んでいる気分にさせてくれる

▼ミツバチは飛び回り、花を受粉させることで世界の農業生産高の三分の一を支えている。一匹の蜂が生涯で集める蜂蜜は小さじ一杯に満たぬほど。九百グラムの蜂蜜のために群れは地球を三周するほどの距離を飛ぶというから、あの甘さの何と貴いことか

▼だが、そんな蜂たちの現在の労働現場はまるでブラック企業だ。米国の工業化した農業で受粉を担う蜂は、自然の生理を無視した働き方を強いられ、薬漬けにされ、外来の感染病におびやかされ、次々と大量死している

▼コスト競争で大規模化を追求してきた米国の養蜂家は映画の中で「蜂を思いやり世話する養蜂の魂を失った。ミツバチとの絆を失ってしまった」と苦悩を打ち明ける

▼ミツバチの大きさになって世界を眺めれば、その歪(ゆが)みもまた大きく見える。

☆ 昨日のカープ

カープVメール

21日マツダスタジアム、カープ8―4日本ハム、6回表降雨コールドゲーム、勝ち投手大瀬良6勝3敗 詳しくは中国新聞朝刊で

今日は朝から雨です。今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆

  

Posted by kazu at 06:02Comments(0)

2014年06月21日

今日のコラム

☆6月21日 スナックの日だそうです。
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います☆

6月21日
事業は人なり

 「事業は人なり」と言われるが、これは全くその通りである。どんな経営でも適切な人を得てはじめて発展していくものである。

いかに立派な歴史、伝統を持つ企業でも、その伝統を正しく受けついでいく人を得なければ、だんだんに衰微していってしまう。経営の組織とか手法とかももちろん大切であるが、それを生かすのはやはり人である。

どんなに完備した組織をつくり、新しい手法を導入してみても、それを生かす人を得なければ、成果も上がらず、したがって企業の使命も果たしていくことができない。

 企業が社会に貢献しつつ、みずからも隆々と発展していけるかどうかは、一にかかって人にあるとも言える。


【コラム】筆洗

2014年6月20日東京新聞TOKYOWeb

▼白川静博士の『字通』によれば、実に味わい深いことに、愛という字には「おぼつかなく、ほのか」の意があるそうだ

▼だから日の光がおぼつかなく、かげるさまを、曖(あい)と書く。昧(まい)の字は「夜明け、暗い」の意。曖昧(あいまい)は「かげって暗い」から「ものごとがはっきりしない」との意味で使われるようになったという

▼安倍首相は毅然(きぜん)という言葉を好んで使うが、実は曖昧もお好きなようだ。昨年末に強行採決した特定秘密保護法では、「おそれ」と「その他」という言葉をやたらと使った。おそれが二十カ所、その他が三十カ所余。厳しい罰則のある法律に、どうとでも取れる言葉をあふれさせた

▼そして今度は、海外での武力行使に道を開く集団的自衛権。早々の閣議決定を目指すその原案は、国民の生命や権利が<根底から覆されるおそれ>がある場合、行使を認めうるとの内容だという。「おそれ」という曖昧な言葉が、どんな歯止めになるのだろうか

▼そもそも政府自身がこの半世紀、集団的自衛権の行使は憲法が許さないのだと、明確に述べてきた。であるのに憲法を変えることもなく国会で熟議することもなく、閣議だけで百八十度の方針転換を図ることが許されるのか。それこそ曖昧にしていい問題ではない

▼『日本国語大辞典』で「曖昧」を引けば、「うしろ暗いこと。怪しげな、疑わしいさま」との意味も出てくる。


☆ 今日は夏至です。天気予報は一日曇空です。今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 06:00Comments(0)