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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年05月31日

今日のコラム

☆ 5月31日(土)世界禁煙デー
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

5月31日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

ゼ口以上の人間に

 人間の生活はすべてのことが自分ひとりではできない。着物にしても食べものにしても、他の人の労作によってできたものだ。そのかわり自分もなんらかの労作を他人に与えて生活が成り立っている。つまり労作の交換である。この労作を交換しない、もらうばかりで与えるものがないというのでは役に立たない。これはマイナスである。プラスとマイナスがゼロ以上でなければ役に立つ人間とは言えない。

 たとえば反物を三反もらったら、それを四反にして提供する人になるということだ。精神面でもこれは同じである。人に対してより高い考え方を与える。これが人と生まれて社会に役立つ人間の姿であろう。


【コラム】筆洗

2014年5月30日東京新聞TOKYOWeb

▼人類の一人一人は遺伝子の面では99・9%は同じです。千のうちの九百九十九、私たちは同じ性格と希望、夢を持っています」

▼国連の潘基文(バンキムン)事務総長は二〇一〇年の秋、こう演説した。当時米国などでは反イスラム感情が高まり、コーランを焼き捨てようとの声まで出た。そういう動きを見据え、事務総長は訴えた

▼「しかし私たちは千分の一の小さな小さな違いゆえに、共に暮らす社会を分断させ、恐怖をまき散らしています」「本を焼いた炎で、我々が共に守るべき価値を燃やさせてはなりません」

▼米国の作家マヤ・アンジェロウさんは憎悪の炎ではなく、寛容の心で社会を変えようとした人だ。人種差別が苛烈な米南部で育ち、貧しさのため底辺をはいずり回るような生き方を強いられた

▼黒人であることへの蔑視と、女性であることへの差別。憤怒の炎に身を焦がすこともあったはずだが、「あなたが自分自身に与えることができる最高の贈り物の一つは、許すこと。みんなを許すことです」と言っていた

▼クリントン大統領の就任式で、彼女が朗読した詩は人々の心にしみこんだ。<歴史は、いかに苦痛に満ちていても、やり直すことはできない。しかし勇気を持って向き合えば、繰り返さずに済む。目を上げて、あなたの朝を見なさい>。マヤさんはおとといの朝、八十六歳で逝った。静かな最期だったという。

☆ 今日も暑くなるそうです、水分を補給して熱中症に気をつけましょう。今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 06:01Comments(0)

2014年05月30日

今日のコラム

☆ 5月30日(金)ゴミゼロの日530(ゴミゼロ)
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います☆

5月30日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

叱ってもらえる幸せ

 叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である。叱ってくれ手のないことは寂しいことである。どんな人でも、より多く叱ってもらうことにより、進歩向上が得られるのだ。

 叱られて反感を持ち、不愉快な態度を示すことは、再び叱ってもらえる機会を失うとともに自己の進歩はもうそれで行き詰まりとなる。叱ってもらうことは自己向上の一大資料であることを感じて、これを受け入れてこそ、そこに効果が生まれるのである。

 修業途中にある諸君は、叱ってもらうことの尊さを知り、叱られることに大いなる歓びを感じる境地に到達しなければならないと思うのである。


【コラム】筆洗

2014年5月29日東京新聞TOKYOWeb

▼江戸の名物として「伊勢屋、稲荷(いなり)に犬の糞(くそ)」と言い方があった。伊勢屋の屋号、お稲荷さんと犬の糞(ふん)が幅を利かせていた。前もってお断りしておく。本日は犬の糞について書く

▼彫刻家の高村光雲の『幕末維新懐古談』によると浅草の雷門近くに「犬の糞横町」という一角があったという。具体的な描写はないが、美しい場所ではないことは想像できる。よほど、落とし物が目立っていたか

▼「こちとら、ここで犬の糞が落ちていれば、赤がしたものか、ブチがしたものか、そっと嗅ぎ分けようというおアニイさんだ」。落語の「五人廻(まわ)し」。いかに色里の吉原を知っているかを自慢するたんか。さぞや犬とも「なじみ」だったか。「犬の糞」も自慢になる

▼ペルーとの国境に近いチリ北部で約七千年前のミイラが発見された。かつての「チンチョーロ文化」のものという

▼興味深いのは発見の経緯。考古学の現地実習の生徒の一人が犬の糞の下で偶然見つけたという。実習とはいえ、この子は犬の糞をものともしなかったのだろう

▼フランスでは左足で犬の糞を踏むといいことがあるというが、路上に放置されたままの糞には飼い主の無責任さと悪意しか覚えない。犬を飼う人はミイラの話を覚えておくべきだろう。大発見はないだろうが、ちゃんと持ち帰れば心からやましさや後ろめたさは消える。それこそ幸運な話である。

昨日のカープ

カープVメール

29日マツダスタジアム、カープ5―3ロッテ、勝ち投手前田健5勝3敗、本塁打エルドレッド16号・17号、石原2号 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今日も暑くなるそうです、水分を補給して熱中症に気をつけましょう。
今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 06:11Comments(0)

2014年05月29日

今日のコラム

☆ 5月29日(木)エベレスト登頂記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆


5月29日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

まかせてまかせず

 「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、人に仕事をまかせる場合、原則としては、こういう仕事をやりたいと思っている人にその仕事をまかせる、ということがいいのではないかと思います。

 しかし、まかせてはいるけれども、たえず頭の中で気になっている。そこでときに報告を求め、問題がある場合には、適切な助言や指示をしていく。それが経営者のあるべき姿だと思います。これは言いかえますと“まかせてまかせず”ということになると思います。まかせてまかせずというのは、文字どおり“まかせた”のであって、決して放り出したのではないということです。


【コラム】筆洗

2014年5月28日東京新聞TOKYOWeb

▼米小説の「ドジャース、ブルックリンに還(かえ)る」。タイトルを見てどんな小説か分かる人は古い大リーグ愛好家か

▼野茂英雄さんも在籍したロサンゼルス・ドジャースは元来ニューヨークの下町ブルックリンが本拠地。「ドジャー」の「ドッジ」とはドッジボールと同じで「よける」こと。ブルックリンの路面電車をよける人というのが愛称の由来だ

▼一九五八年にロサンゼルスへ移転したのはカリフォルニア州に球団がなかったためでビジネスチャンスを求めたゴー・ウエストだった

▼ファンの悲しみは大きく、小説は再び、ブルックリンへの移転をもくろむ話である。野球チームは地元の誇りである。夢である。日本でも同じだ

▼自民党の十六球団に拡大する構想。地方振興や経済成長になるという。悪い話ではないと思うが、現実は厳しいか。大リーグの球団拡大は地域の人口増と商圏があっての判断。構想では新球団の本拠地は静岡、愛媛、新潟、沖縄。残念ながら採算の難しい地域もある

▼ちょっと空想した。単純に地理で考えれば、パ・リーグ東地区は札幌、仙台、千葉、埼玉。西地区は大阪、福岡と新たな二球団。実力差がある。まさか西武あたりの移転を考えているのなら、筆者は断じて許さぬ。ドジャース移転を実行したオーナーのオマリーさんは「ヒトラー、スターリン、オマリー」と当時呼ばれた。お忘れなく。


☆ 今日も暑くなるそうです、熱中症に気をつけましょう。今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 06:24Comments(0)

2014年05月28日

今日のコラム

☆ 5月28日(水)ゴルフ記念日(ミズノ)
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

5月28日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

失敗を素直に認める

 たとえ、どんな偉大な仕事に成功したという人でも、何の失敗もしたことがないといった人はいないと思います。事に当たって、いろいろ失敗して、その都度そこに何かを発見し、そういうことを幾度となく体験しつつ、だんだん成長していき、ついには立派な信念を自分の心に植えつけ、偉大な業績を成し遂げるに至ったのではないでしょうか。

 大切なことは、何らかの失敗があって困難な事態に陥ったときに、それを素直に自分の失敗と認めていくということです。失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。


【コラム】筆洗

2014年5月27日東京新聞TOKYOWeb

▼ドウスル連」とは明治期に大流行した娘義太夫のファンのこと。若い娘が顔を紅潮させてうなる義太夫に若い男は熱狂した。義太夫の「さわり」に合わせて「ドウスルドウスル」と叫び、その名が付いた

▼大半が学生で、寄席を回る娘義太夫の人力車を一緒になって押したというから、追っ掛けである。評判は悪かった。岡本綺堂は「まじめな聴衆の妨害になった」と、怒っている。学生だった俳人の正岡子規や日本海軍名参謀の秋山真之(さねゆき)も「都」という義太夫語りに熱を上げたそうで『坂の上の雲』を目指した人物といえども青春の一時期にはアイドルに心を奪われるものだ

▼AKB48のメンバーが切りつけられた。高根の花を、「会える」「握手できる」存在へ変えた方法論は画期的で人気の背景だが、今回はその距離が災いしたか。被害者の心の傷も心配である▼一九三七年、二枚目俳優の長谷川一夫さん(当時は林長二郎)が暴漢に顔を切られた。矢野誠一さんの『二枚目の疵(きず)』(文芸春秋)によると傷が深くなったのは凶器が二枚重ねの剃刀(かみそり)だったせいだった

▼矢野さんも書いているが「二枚重ねの剃刀とのこぎりの傷は切り口が石榴(ざくろ)状になって治りにくい」

▼様子の良さで売るアイドルの身体にのこぎりで深い傷を負わせようとした意図。「まじめな聴衆」を踏みにじった意味。二十四歳の男の心の闇もまた深い。


☆ 今日も暑くなるそうです、水分補給をしましょう。今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 05:34Comments(0)

2014年05月27日

今日のコラム

☆ 5月27日(火)百人一首の日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆


5月27日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

誠意が基本

 経営を進めていく上で、もっとも困難があろうと思われるのは販売です。製造には新しい発見や発明がよく考えられますが、販売にとりわけの妙案が生まれることはなかなかむずかしいでしょう。

 それでは、そのように妙案奇策のあまリない販売の世界で特色を発揮し、販売を成功させるために何が基本になるかというと、結局はお互いの誠心誠意ではないでしょうか。どうすればお得意様に喜んでいただけ、どういう接し方をすればご満足願えるかを常に考えることが何よりも大切で、そういう誠意が根底にあってこそ、その人の言葉、態度に深い味わいも生まれ、販売力もまた高まっていくと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年5月26日東京新聞TOKYOWeb

▼行列に割り込まない」「町中で放尿しない」「吸い殻や紙くずを散らかさない」。これらの「標語」は何か。年配の方なら覚えているか

▼一九六四(昭和三十九)年の東京五輪に向けた、街の美化や公徳心向上のための訴えである。町中で放尿するなということは、それまでの日本人のある部分は、平気でそれをしていたということか

▼サッカーのワールドカップ(W杯)の開幕(六月十二日)が迫る。その一方で開催国ブラジルでは準備が遅れている。十二競技場のうち、三競技場が完成していないという。道路などは当初計画の大部分を断念しているとも聞く。元ブラジル代表のペレさんが「恥ずべきこと」と頭を抱える

▼いろいろな事情がある。資金不足や作業効率の悪さ。輝く新興国とはいえ、貧困問題も抱える。各地のデモが訴えるのは「W杯ではなく、教育や医療費に金を回せ」である

▼それでも、ブラジルは懸命に準備を急いでいる。突貫工事による事故も起きている。五十年前の日本人がけなげに町を掃除し、公徳心を学んだようにおもてなしに取り組んでいるはずだ

▼「サンバと陽気さ」のお国柄の印象であたかも怠けているかのような言い方はすべきではない。仮に準備不足で不都合が起きても「大目」にみるのももてなされる側の礼儀だろう。それに「なんとかなるさ」の楽天さが少しうらやましくもある。

昨日のカープ

カープVメール

26日三次きんさいスタジアム、カープ6―2西武、勝ち投手中田3勝、本塁打丸7号、田中2号 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆

  

Posted by kazu at 05:51Comments(0)

2014年05月26日

KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ|毎週月~金曜日6:30~10:00放送!


5月26日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

区民が取り組む、東山区のまちづくりについて
東山区役所地域力推進室 企画係長「まちづくりカフェ@東山」藤本忠良さん
あっちこっちほっかほか便り

ジメッと梅雨はツルっとさっぱりゼリー特集
熊本県「芦北デコポンゼリー」株式会社熊本菓房
@おどろく.Com
薫のおきらく京都案内

5月27日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

傾聴ボランティアグループの活動について
笑顔くらぶ 清水喜久子さん
あっちこっちほっかほか便り

ジメッと梅雨はツルっとさっぱりゼリー特集
愛媛県「ちゅうちゅうゼリー」有限会社田那部青果
@おどろく.Com
今朝のみそひともじ
歌人 林和清さん

5月28日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

先斗町 「このまちのために、できること」について
先斗町まちづくり協議会 シンポジウム実行委員会 植南草一郎さん
あっちこっちほっかほか便り

ジメッと梅雨はツルっとさっぱりゼリー特集
岡山県「でざあととまと」岡山県青果物販株式会社
@おどろく.Com
妙慶さんの随分いい話
僧侶 川村妙慶さん

5月29日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

熱い夢を持つ若者を応援する人生実践塾って?
平成夢学塾 塾長 森茂樹さん
あっちこっちほっかほか便り

ジメッと梅雨はツルっとさっぱりゼリー特集
青森県「ふかうら雪人参『ぷちっと』ゼリー」深浦町観光協会
@おどろく.Com
未定

5月30日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

外国人もこれで安心、24時間コールセンター 多言語サービス拡充
産業観光局観光MICE推進室
あっちこっちほっかほか便り

ジメッと梅雨はツルっとさっぱりゼリー特集
北海道「夕張メロンピュアゼリー」株式会社ホリ
@おどろく.Com
ふれあい広場

聴いています。  

Posted by kazu at 10:14Comments(0)

2014年05月26日

今日のコラム

☆ 5月26日(月)東名高速道路全通記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

5月26日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

不要なものはない

 みなさんは、いろいろな立場にお立ちになっておられると思いますが、私はどんな立場でも、この立場はいけない、この仕事はまずいということはないと思います。どの仕事が必要でなくて、どの仕事が必要であるということはないのです。この世に存在するものは、すべて必要である、というように考えていただきたいと思うのです。

 そしてそうした考えに立って、要は自分には何が適しているか、何が向いているか、自分はどういうところに自分の使命を見出し、そこに打ち込むべきであるかということを、みずから考え、そしてそこに信念を持つことが大切だと思います。


【コラム】筆洗

2014年5月25日東京新聞TOKYOWeb

▼十八日付小欄で延命治療について書いた。過剰な延命医療を批判する医師の石飛幸三さんの考えを紹介した。「それは本当に親のためなのか」。そう書いた

▼「心の葛藤を理解できますか」。金沢の女性から手紙をいただいた。衰えていく母親が気の毒で、悩んだ末に胃ろうをつけた。延命医療を疑問視した小欄を読んで、非難された気になったという

▼名古屋のある女性もやはり義母が延命治療を受けている。「断罪されることは悲しい」と手紙に書いていらっしゃる。手紙は二通だったが、一生懸命に世話し続けている人の気持ちを傷つけた。申し訳なかった

▼親の最期。みんな悩んでいる。石飛さんの父親は延命医療を嫌がったが、約束を破って気管切開をした。その時の「心のしこり」で延命医療について考えるようになった。筆者の母親は「どんなことをしても一日でも長生きしたい」と考えていたようだった。その願いを踏みにじって、すべての延命医療を拒否した

▼親を思わぬ子はいない。その前提に立てば、延命治療をするかしないか、どっちの「決断」も非難されるべきものではない。どっちも正しいはずだ

▼書いたのは、これから決断する人へのひとつの考え方と、家族の間でこの問題について話し合っておくことの大切さである。誰かを非難する気もないし、あの時の判断に今も悩む自分にその資格はない。


昨日のカープ

カープVメール

25日マツダスタジアム、カープ3―1西武、勝ち投手バリントン6勝4敗、セーブ・一岡1勝1S、本塁打ロサリオ3号、白浜1号 詳しくは中国新聞朝刊で

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 06:00Comments(0)

2014年05月25日

今日のコラム

☆ 5月25日(日)広辞苑記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

5月25日松下幸之助 一日一話(松下幸之助.COM)

社長は徳、副社長は賢

 人の組み合わせというのは、微妙なものだと思う。たとえば、会社の場合、非常に優秀な二人の経営者が社長と副社長になっても、相性が悪いとうまくいかないものである。

 総じて、どの会社でも、社長が積極的で、副社長は女房役といったところが多いが、原則としては最高首脳者はおだやかで、次席がバリバリやる方が望ましいようだ。つまり経営者の組み合わせとしては、社長はお人柄で、副社長は実行力に富む、といったあり方が安定感があるように思う。

 王は徳をもって立ち、その下に賢相がおれば、物事が徳望によって行なわれるという。企業の経営についても同じことが言えるだろう。



【コラム】筆洗

2014年5月24日東京新聞TOKYOWeb

▼伝説的な戦場カメラマン、ロバート・キャパは一九四三年の秋、第二次大戦のイタリア戦線にいた。激戦の末、群衆の歓喜に迎えられつつたどり着いたナポリで彼は、学校の前にのびる列を目にする。それはドイツ軍への抵抗運動に身を挺(てい)し、命を落とした少年らの葬儀だった

▼校内には二十の棺(ひつぎ)が安置されていた。粗末な棺は小さすぎて、かわいい足がはみ出していた。かつてはファシストをたたえ万歳を叫んだであろう大人たちの歓迎の声より、その小さな足こそが自分を出迎えてくれたのだと、キャパには思えた

▼脱帽してカメラを取り出した彼は、最後の棺が運び出されるまで撮り続けた。名作『ちょっとピンぼけ』にキャパは書いている。「この飾り気のない小学校の葬式でうつした写真こそ、戦いの勝利の一番の真実を示すものであった」

▼眼前で苦しむ人がいるのに、自分は記録することしかできない。そんな葛藤を抱えながら、キャパは戦争の真実に肉薄しようとした。文豪スタインベックは彼の写真をこう評している。「一人の子供の顔の中に、あの民衆全体の恐怖を示した」

▼スペイン内戦からインドシナ戦争まで五つの戦争を追ったキャパは、ちょうど六十年前の五月二十五日、地雷を踏み四十歳で逝った

▼きょうもあすも、紛争やまぬ世界のどこかで、小さな遺体が粗末な棺に納められてしまうのだろうか。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
  

Posted by kazu at 06:14Comments(0)

2014年05月24日

今日のコラム

☆ 5月24日(土)ゴルフ場記念日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

5月24日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

世間に聞く

 誰しも日々の仕事の中、生きていく中で迷いは生じるもの。いくら仕事に生きがいを感じていても、それを進めていくにつれて迷いが生じます。では、その迷いをどう解決するか。

 私は広く衆知を集めればいいと思います。広く世間にそれを求めればいい。世間は道場、人間錬成の道場です。大きくは社会に、小さくは同僚、友だちに尋ねればいい。そうしていくことによって、そこに自分の具体的な活動の形が求められてくる。尋ねて答が返ってくる場合もあるでしょうし、返ってこない場合もあるでしょう。しかし、ある程度は返ってくる。不十分ながらも返ってくる。素直な心で求めることだと思います。


【コラム】筆洗

2014年5月23日東京新聞TOKYOWeb

▼SFの巨匠アイザック・アシモフが、二十一世紀を舞台にした小説の中で「ロボット工学の三原則」を明示したのは、一九四〇年代のことだ

▼ロボットの人工頭脳に刻まねばならぬ三原則のうち、最も重要な第一条とは次のようなものだ。<ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない>

▼しかし時の政府は極秘裏に、この大原則の一部を変えて刻んだロボットを世に送り出す。力も知力もまさるロボットが人間に歯向かいうる事態に、どう対処するか…そんな短編も『われはロボット』(早川書房)に収められている

▼「三原則」が示されてから、七十年余。国連欧州本部では先週、自らの判断で敵を殺す「完全自律型殺人ロボット兵器」の規制について議論する初の専門家会合が開かれた。その手の兵器が、近い将来に開発されるとの危機感からだ

▼会合を前に、ノーベル平和賞の歴代受賞者らは「殺人ロボットは戦争を全面的かつ永遠に変貌させ、新たな軍拡競争を招く」との声明を出して、殺人ロボットの開発を早々に禁止するべきだと訴えた

▼そもそも自律型ロボットが罪を犯したら、誰が責任を取るのか? 管理者か、ロボットの製造業者か? この難問に答えられぬようならば、ここはやはり「ロボット工学三原則」の出番ではないだろうか。


☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 05:40Comments(0)

2014年05月23日

今日のコラム

☆ 5月23日(金)
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆


5月23日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

社長は心配役

 社長というものは、従業員が一万人いれば一万人の心配を背負っていくものです。ですから、心配で夜も眠れないというときもあります。眠れないからつらい、苦しい。しかし、そのように心配するのが社長の仕事なのです。そのために死んでも、それは早く言えば名誉の戦死ではないか、そう考えるところに社長としての生きがいも生まれてきます。

 社長が心配しないでのんびりやれる会社などあり得ない。眠れなかったり、煩悶したりしている姿こそ社長の姿で、そこに社長としての生きがいがある。そういう考え方に立つことが、激動の時代である今日の経営者には求められているのではないでしょうか。


【コラム】筆洗

2014年5月22日東京新聞TOKYOWeb

▼同じ言葉でも発声する音の大きさやテンポなどによってその意味やイメージは大きく変化する。例えば「夏が来た」と口にしてみる

▼「声を抑え、低く、ゆっくり」と読んだ場合、本来、特別な感情のない「夏が来た」は悲しく聞こえる。逆にテンポを速める。声の大きさ、高さを上げて、大きく変化を付けた場合はどうなるか。同じ言葉でも「怒り」の感情が聞こえてくる。感情表現の韻律的特徴による効果。日本音響学会の「音のなんでも小事典」に教えられた

▼米軍機と自衛隊機の爆音、高い音、激しい変化を伴う音。厚木基地周辺の騒音被害に苦しむ住民が夜間に早朝に耳にしているのは「怒り」の感情である。「怒り」の音が、心と身体を休める眠りを、家族の温かい会話を奪う

▼「第四次厚木基地騒音訴訟」の横浜地裁判決は自衛隊機の夜間飛行差し止めを命じた。飛行差し止めを初めて認めたとはいえ米軍機の飛行差し止め請求は却下。騒音問題の根本に米軍艦載機の離着陸訓練がある以上、生活の大きな改善は見込めぬ

▼<體内(たいない)を抜ける爆音基地展(ひら)く>三谷昭。爆音は住民の体内を通過し続けていく。厚木基地のマッカーサー元帥の銅像。台座に「日本の民主主義の生みの親」とある

▼そこに住みたい人を政治が苦しめる。これが民主主義なら「声を抑え、低く、ゆっくり」と発声すべき「民主主義」であろう。


☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆

  

Posted by kazu at 06:24Comments(0)