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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年04月11日

今日のコラム

2014年 4月11日
☆ おはようございます。今日もお立ちよりありがとうございます。☆

4月11日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

夢中の動き

「この観音さまはノミがつくってくれた。自分は何も覚えていない」というのは、版画家、棟方志功さんの言葉である。私はたまたまこの棟方さんが観音さまを彫っておられる姿をテレビで拝見し、その仕事に魂というかすべてをつぎ込んでおられる姿に深く心を打たれた。一つ一つの体の動きが意識したものでなく、まさに“夢中の動き”とでもいうか、そんな印象を受けたのである。その姿から、人間が体を動かしてする作業というものの大切さをつくづくと感じさせられた。

 機械化に懸命な今日だからこそ、魂の入った作業というものの大切さを、お互いに再認識する必要があるのではないだろうか。


【コラム】筆洗

2014年4月10日

▼二十四節気でいえば清明の五日も過ぎたが、二月の話をお許しいただきたい。立春の日に限り、卵をぴたっと立たせることができるという説がある。「立春立卵」説という

▼殻をちょっと割って、立たせる「コロンブスの卵」とは違う。種も仕掛けもない、卵を立たせる。この現象を調査するため、一九四七年の立春の日、東京、上海、ニューヨークの各地で実験が行われた

▼いずれの場所でも卵はなるほど、ちゃんと立った。地球の自転との関係か。寒さで卵の中身が変化し、重心が下がるのでは。立春の不思議な現象にそんな分析も出た

▼物理学者の中谷宇吉郎(なかやうきちろう)はこれを疑って、自分で試してみた。立春は過ぎていたが、ちゃんと卵は立ったのである。「なあんだ」。根気はいるが、卵は本来立つものなのだ。『立春の卵』に書いている

▼人は卵は立たないと思い込んでいた。試した人もいなかったのだろう。「卵が立たなかったのは、皆が立たないと思っていたからである」

▼STAP細胞の話である。小保方さんが立てた、卵が疑われている。「STAP現象は何度も確認された真実」「二百回以上作製した」。小保方さんの主張は分かるが、疑念は残る。公開で再実験して、みんなの目の前で卵をもう一度立てて見せるしかなかろう。成功すれば、「なあんだ」と納得できる。何の偶然か、明日は中谷博士の命日である。


☆ 今日も皆様にとって良い一日でありますように。☆
  

Posted by kazu at 07:04Comments(0)