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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年02月02日

今日のコラム



☆ お早うございます、今日もお立ち寄りありがとうございます ☆

2月2日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM )

まず好きになる

 「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、これは商売についてもあてはまります。商売を繁栄させたいと思えば、まず商売にみずから興味を持ち、好きになることです。好きになれば努力することが苦にならない。むしろ楽しくなる。そしてただお義理や飯のタネにするために事を運ぶというのではなく、誠心誠意それに打ち込む。そこにこそ繁栄への一つの道があると思います。

 適材適所ということが言われますが、私は、適材適所とはそうした商売の好きな人が商売に当たるということであって、そうなれば千人が千人とも望みを達することも決して難事ではないと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年2月1日東京新聞TOKYOWeb

▼落語とは、どんな芸か。江戸落語の華と称された古今亭志ん朝さんは言っていた。「暗闇の中を手探りで歩いていて、うっかりおならをしちゃったというような、そんな芸でしょうか」

▼なんとも力の抜ける話だが、確かに落語は頼りない芸だ。座布団の上で、使う道具といえば、手ぬぐいに扇子。それだけなのに、江戸の町が広がり、若旦那やら与太郎やらが現れて、泣き笑いする

▼もちろん、噺(はなし)家の確かな芸あってのことだが、聞き手が想像力を働かせねば、何も見えない。場が乱れれば、たちまち江戸の町も与太郎たちの姿もかすんでしまう。志ん朝さん曰(いわ)く「皆さまの心の余裕にすがってやる芸ですから…」

▼そんな芸の舞台として志ん朝さんが愛したのが、名古屋の大須演芸場だ。全国でも数少ない寄席で、古びた建物自体が何とも頼りない。「千客萬(ばん)来」の大きな額が掲げられているが、「日本一客の少ない寄席」として知られる。何しろ客がゼロという日もあったらしい

▼当然ながら、経営難で何度も閉鎖の危機に襲われた。志ん朝さんはこの寄席の灯を消さぬため、一九九〇年から十年間、晩年は体調不良を押して、半ば手弁当で独演会を続けた

▼しかし、ついに終幕の時が来た。家賃滞納での強制執行が、週明けに迫る。落語が「聞き手の心の余裕にすがる芸」なら、寄席は「街の心の余裕がにじむ場」なのだが。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

宙に浮いた年金 検討したい「推定回復」

2014年2月1日


 「宙に浮いた年金記録」の確認作業を検証していた厚生労働省の有識者会議が報告書をまとめた。多くの未解明記録が残るが、調査は限界と認めた。これで幕引きなら年金制度への不信は消えない。

 誰のものか分からず「宙に浮いた年金記録」が計五千九十五万件あると分かったのは二〇〇七年、前の安倍政権のときだ。

 この問題が政府への不信を招き民主党への政権交代の一因にもなった。ずさんな記録管理が問題視された旧社会保険庁は解体され、日本年金機構が発足した。

 厚労省と機構は記録の持ち主を探すため、加入者に心当たりのある記録を申し出てもらうよう確認を進めた。一〇年からは約六億件に上る紙台帳記録と約三億件のコンピューター記録の突き合わせも実施してきた。この間約四千億円もの費用を投入している。

 統合ができた記録は全体の約六割だ。二百六十九万人が正しい年金額を受け取れるようになった。回復した総額は年間九百四十六億円、一人年間三万五千円になる。

 だが、残る約四割は未解明のままだ。有識者会議「年金記録問題に関する特別委員会」は、積極的に働き掛けて行う調査は限界と結論付けた。今後は本人からの申し出を待つ受け身の調査になる。

 これで幕引きは許されない。安倍首相は〇七年の参院選で「最後の一人まで記録をチェックして年金を支払う」と約束した。

 未解明記録二千百十二万件の確認はもちろん容易ではない。85%は持ち主に関する手がかりがないか、通知を出しても回答がなく確認が進まないケースだ。

 回答しない人には、記録が回復しても受給資格期間を満たさず年金を受け取れない人や、少しの年金額の回復にしかならない人もいるようだ。

 確認作業に費用を際限なくつぎ込むことにも問題がある。

 解明が限界というのなら政府はその事実を謙虚に丁寧に国民に説明する責任がある。

 本来やるべきは、もらえる年金がもらえない人の救済である。報告書は、確認不可能な記録については基準を設けて「推定回復」を行うことを提言している。「疑わしきは申し出者の利益に」との発想だ。検討に値するのではないか。

 どんな基準を設けるかは政治判断が求められる。政府には逃げずに国民と向き合う覚悟が要る。年金制度の維持には国民の信頼が不可欠だと肝に銘じるべきだ。

☆ 今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆
  

Posted by kazu at 06:14Comments(0)