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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年12月17日

生活保護法改正


【社説】東京新聞TOKYOWebより
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013121602000139.html

生活保護法改正 貧困の救済を最優先に

2013年12月16日


 改正生活保護法が衆院で可決、成立した。改正法は保護申請のハードルが上がり生活困窮者を締め出すとの懸念がある。申請手続きを受ける自治体は、貧困からの救済を最優先に考えるべきだ。

 改正法では、不正受給対策が強化された。罰則を引き上げ、返還金の上乗せも盛り込まれた。

 低賃金でも必死に働いて自立している人もいる。保護費は税金で賄われている以上、不正に保護費を受け取ることは許されない。

 問題は、不正受給を警戒するあまり制度を利用しにくくする懸念があることだ。

 自治体の窓口で申請の際、申請書の提出を義務付ける。現行は口頭でも可能だ。窓口を訪れる人は路上生活を余儀なくされてからたどり着く人や、家庭内暴力から逃げてきた人もいる。

 申請書類を用意できるか疑問である。「書類不備」を理由に申請を受け付けない「水際作戦」が心配だ。

 申請者の扶養義務のある親族に対しては、扶養を断る理由の説明を求めたり、親族の収入や資産を勤務先や金融機関に照会できる。

 これでは親族に及ぶ迷惑を考え、申請を断念する人がでる。扶養義務を負う人の支援が制度を利用する前提だと誤解を生む。

 実際、全国の約三分の一に当たる四百三十六カ所の福祉事務所が申請者の親族に扶養の意思などを尋ねる際に、扶養を優先的に受けることが制度利用の前提と受け取れる通知を出していた。

 扶養の有無は保護を利用する要件ではない。親族でも関係が良好とは限らない。非正規雇用が広がる今は家計を支えるのが精いっぱいの家庭も増えている。

 生活保護制度の利用は国民の権利である。困窮者が必要な保護を受けられるようにする責務が自治体にある。

 改正案は先に参院で審議、可決された。自治体の窓口での門前払いや、申請をあきらめる人が増えないよう政府に対応を求める付帯決議が採択された。政府は全国の保護の実態を監視すべきだ。

 今年の年末年始は九日間、行政機関の窓口が閉まる。その間も困窮者が受給申請に訪れることが予想される。

 困窮者の支援団体などが閉庁中の申請受け付けなどの対応を求めている。誰でも失業や病などで収入が絶たれ、いつこの制度に助けられるかわからない。不正受給は防がねばならないが、困窮者の救済を最優先に考えるべきだ。
  

Posted by kazu at 08:25Comments(0)

2013年12月17日

今日のコラム


☆ お早うございます、今日もお立ち寄りありがとうございます ☆

12月17日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

昭和維新の志士として

 いまから百年ほど前に明治維新というものがあり、そしてその後、日本の姿が世界各国から認識され、評価されるようにまでなりました。しかし今日に至って、日本はまた大きな転換期を迎えていると思います。また日本ばかりでなく、目を転じて世界をみてみると、世界の情勢も必ずしも安定しているとは言えません。

 そういう情勢を考えるとき、私はいまは“昭和維新”のときであると考えねばならないのではないかと思います。明治維新は日本の開化であった、昭和維新は世界の開化に努力する時期であると思うのです。そしてわれわれ日本人が、昭和維新の志士を買ってでなくてはならないのではないかと思うのです。


【コラム】筆洗

2013年12月16日東京新聞TOKYOWeb


▼人間」という「商品」にはどんな宣伝文句がふさわしいだろうか。「男は黙って サッポロビール」ではないが、その商品がきっと好きになるようなうまい文句はないか

▼あくまで宣伝なので「人間」の良い部分を強調しなければならない。ただ、この商品には自分勝手で残酷で強欲でうそつきという「欠陥」もあるから、美辞麗句を並べても十分ではない。だから難しい

▼俳優のすまけいさんが七日に亡くなった。一九八五年の初演「きらめく星座 昭和オデオン堂物語」(井上ひさし・作)ですまさんが演じた、広告文案家のせりふがある。「人間広告」について語る。約四兆の惑星に地球のような星があるのは「奇蹟(きせき)」。そこに生命が生まれたのも奇蹟で、その生命が人間にまで進化したのも「奇蹟の連続」とポツリ、ポツリと話しだす

▼「何億何兆もの奇蹟が積み重つた結果、あなたもわたしもいまここにかうしてゐるのです。いま生きてゐるといふだけでもうそれは奇蹟の中の奇蹟なのです」

▼「人間は奇蹟そのもの。だから人間は生きなければなりません。長すぎる広告文ですが、かう書くしかないんぢやないでせうか」。すまさんの声が聞きたくなる

▼全国の小中高校などで十九万八千余件のいじめが確認されたという。「奇蹟」の子どもたちへ。いじめてはならぬし、死んではならぬ。「奇蹟」なのだから。


☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆  

Posted by kazu at 07:50Comments(0)