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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年07月25日

今日のコラム

7月24日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

利害を超える

 ある日、私のところに「自分の会社で造る製品の販売を引き受けてもらえないか」という話を持ってこられた人がいた。私はいろいろとその人の話を聞いてみて、この人はえらい人だなと思った。普通であれば、自分にできるだけ有利になるよう交渉する。それがいわば当たり前である。ところが、その人は「すベてをまかせる」という、自分の利害を超越した態度をとられた。私はその態度に感激し心を打たれた。

 われわれはともすれば自分の利害を中心に物を考える。これは当然の姿かもしれない。しかし、それだけにそれを超越したような姿に対しては、心を動かされる。これもまた人間としての一つの姿ではないか。



2013年7月24日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語
▼まことに天は気まぐれだ。きのうは二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、大暑だった。真昼時、都心ではじりじりと気温が上がり、15日以来の猛暑日に。と思ったら突如、雷鳴が高く轟(とどろ)き、景色が真っ白に煙るほどの土砂降りがしばらく続いた

▼この40~50年間で、年間の猛暑日の日数が3倍近くに増えた。そんな記事を読んだのは10日ほど前だ。驚きもしたが、実感に照らせばむべなるかな、でもあった。以前は30度もあれば暑いとぼやいた気がするが、今では楽に感じるほどである

▼「気温連動」の新しいサービスを打ち出した百貨店がある。新宿高島屋は猛暑日の翌日、特定の商品を値引きしたり増量したりする。たとえば熱中症対策のペットボトル飲料は20%引き。一番暑くて客足も鈍る午後2時から5時までの限定だ

▼涼しくて、しかもお得という一石二鳥でお運びいただこうというわけだろう。この夏の間、猛暑日限定のサービスを取りそろえて集客を図る百貨店は他にもある

▼巷間(こうかん)「ニッパチ」といって、2月と8月は商いが振るわないとされる。その魔の月を前に、政府の月例経済報告はきのう、景気の「回復」を指摘した。経済財政白書も7年ぶりに前向きな表現を使った。「デフレ反転の兆し」だという

▼そういえば05年の郵政総選挙の後もデフレ脱却近しと言われたものだった。タクシーの運転手さんに聞いて回ると、「私らには実感がない」という人がほとんどだった。今も乗るたびに景気の話をする。答えは当時と変わらない。  

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2013年07月23日

今日のコラム


7月23日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

末座の人の声を聞く

 みなさんが長という立場に立って会議をする場合、一番若輩と言われるような人からも意見が出るということが非常に大切だと思います。そしてそのためには意見が出るような空気というか雰囲気をつくっているかどうかがまず問題になります。だから末座に坐っている人でも、遠慮なく発言できるような空気をつくることが、長たるものの心得だと思うのです。

 そして、末座に坐っている人から意見が出たなら、葬ってしまうようなことをせず、喜んでそれを聞く謙虚さ、雅量というものを持つことが非常に大事だと思います。それを持っていないと、そのグループなり会社はうまくいかなくなってしまうでしょう。


2013年7月23日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼ある鳥は、1本の木で5匹の虫が捕れたら次の木に移るという作戦に従った。これだと虫が1匹もいない木に入ってしまった場合、永久に出られないことになる

▼別の鳥は、1本の木につき虫を5分間探したら次に行くことにした。これだと虫がたくさんいる木に入っても、途中で諦めなければならない。しかも、次の木には1匹も虫がいないかもしれない

▼また別の鳥は、一定の時間当たりに捕れる虫が○○匹以下になったら次の木へという戦略にした。これが一番賢いやり方だったので、他の鳥に広まった。例え話ではあるが、生物はこうして与えられた環境に適応した行動を取るようになる(長谷川寿一(としかず)ら『進化と人間行動』)

▼参院選で与党の圧勝を許した野党勢力の動きを見ていて、この話を思い出した。環境に適応できない生物は生き残りが難しい。勢いに乗る安倍政権。1人区の勝敗が全体の結果に大きく影響する選挙制度。こんな条件のもと、野党がばらばらのままで臨めば敗北は避けられない

▼いまの選挙の仕組みは、度合いに違いはあれ衆参両院とも、大きな政党を二つ生み出す力が働くようにできている。現にいったんはそうなったが、民主党の失敗を機に流れは再び振り出しに戻った

▼希望は失うまい。自然淘汰(とうた)は何かの目的に向かって進むのではなく、生物の進化は偶然に左右される。だが、人間は目標を持てる。環境の方を変えることすらできる。鳥よりは早く、より賢いやり方にたどり着けるはずだろう。  

Posted by kazu at 05:25Comments(0)

2013年07月22日

KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ放送予定


7月22日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

100人でつくる京都地図について
京都大学デザインスクール 助教授 北雄介さん
あっちこっちほっかほか便り

巨大迷路特集
迷路百貨店 さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト
都もはんなりおこしやす
ほっかほかふれあい広場
【メッセージテーマ】失敗談

7月23日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

はんだ付けアートについて
NPO法人日本はんだ付け協会 理事長 野瀬昌治さん
あっちこっちほっかほか便り

巨大迷路特集
ドラゴンメイズ 陽だまりの丘
都もはんなりおこしやす
今朝のみそひともじ
歌人 林和清さん

7月24日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

生きがいと社会貢献の両立
NPO法人きらっと 理事長 浦畑眞一郎さん
あっちこっちほっかほか便り

巨大迷路特集
ひまわり迷路 みずほの村市場
都もはんなりおこしやす
ちょっといい話
僧侶 川村妙慶さん

7月25日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

自転車のながら運転禁止に向け、意見募集中
京都府警
あっちこっちほっかほか便り

巨大迷路特集
巨大迷路パラディアム
都もはんなりおこしやす
あ〜お腹いっぱい おかわり! 薫ノ巻

7月26日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

元警察官が滞在型制作スタジオをオープンするわけ
滞在型の制作スタジオ 「Art Space 寄す処(が)」
あっちこっちほっかほか便り

ほっかほか朝市
都もはんなりおこしやす
映画を観よう
京都シネマ 横地由起子さん

  

Posted by kazu at 10:08Comments(0)

2013年07月22日

今日のコラム

7月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

フグの毒でも

今日のわが国では、せっかくいいものが発明されても、それに万に一つでも欠陥があれば、もうそれでそのものはすべてだめ、としてしまうような傾向が強いように思われます。それは言ってみれば、フグの毒を発見してフグを食べるのを一切やめてしまうようなものだと思います。

科学技術が非常に進歩した今日に生きる私たちは、フグの安全な調理に成功した昔の人に笑われないよう、物事を前向きに考え、せっかくの科学技術の成果を十分に活用できるだけの知恵を、さらに養い高めていくことが必要ではないかと思います。そこに人間としての一つの大きな使命があるのではないかと思うのです。


2013年7月22日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

安倍自民党への二重丸

▼通信簿という名称は古び、通知表も時代遅れらしい。いまは「あゆみ」と呼ぶ小学校が多いそうだ。夏休み最初の日曜、安倍政権の7カ月の歩みに、有権者は二重丸をつけた。「1強体制」という声を聞きながら、自民党が参院の第1党に返り咲いた

▼安全運転の成果でもあろう。憲法改変も原発も、負担増もTPPも、危ないところはボカシをかけ、道の真ん中を走ってきた。歴史認識で地金も見えかけたが、ハンドルを切り直した。すべて参院選のため、との見方がもっぱらだった

▼選挙が済めば、大事なのは行く先になる。道路の右側で手招きをする支持者は少なくない。衆参の「ねじれ」が消え、ブレーキなしも心配される。まずは8月15日、靖国神社を巡る対応あたりが一つの目安になりそうだ

▼6年前、7月30日の本紙を見ると、1面に「自民 歴史的大敗」とある。安倍首相は唇をかみ、政権転落の序曲となった。陰画と陽画を見るような前回との差は、民主党のふがいなさ抜きに語れない

▼あれほどの支持を集めながら、期待を裏切った。昨年末の衆院選、6月の東京都議選、そして今回と、続けて落第の×をもらった。これでは安倍さんの通信簿が相対的に甘くなるのは、いかんともしがたい

▼〈落第や吹かせておけよハーモニカ〉小沢昭一。だが世間の目はこの一句ほど優しくはない。捲土重来(けんどちょうらい)を期す意気が民主党に残っていようか。新味はなくても経験は生きる。現首相を見ても、それが2度目の強みだと思うが。
  

Posted by kazu at 05:39Comments(0)

2013年07月21日

今日のコラム

7月21日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

世間は神のごときもの

 事業が大きくなってくると、仕事もだんだんと複雑になって、そこにいろいろな問題が起こってくる。

 私は、この問題をどう考え、どう解決すべきかと日々の必要に迫られて、その解決策の根本を求めていくうちに、“世間は神のごときもの、自分のしたことが当を得ていると、世間は必ずこれを受け入れてくれるにちがいない”という考えに行きついた。

 正しい仕事をしていれば悩みは起こらない。悩みがあれば自分のやり方を変えればよい。世間の見方は正しい、だからこの正しい世間とともに、懸命に仕事をしていこう……こう考えているのである。




2013年7月21日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼大家(おおや)の誘いで店子(たなこ)の面々が花見に繰り出すのが、ご存じの落語「長屋の花見」。勇んで出かけたものの、重箱のかまぼこは月形に切った大根、卵焼きは黄色いたくあん。お酒も番茶を薄めた「お茶(ちゃ)け」――

▼そんな噺(はなし)もふと浮かぶ、ウナギの品薄異聞である。高騰がおさまらぬ中、ナスをウナギに見立てた「なすの蒲焼(かばや)き重」が人気だそうだ。お代は800円ながら、群馬県のある食堂で土日には100食ほども出るのだという

▼バーナーで焦げ目をつけ、たれを塗る。見た目も味もいけるらしい。ウナギは生態に謎が多く、形とぬめりの連想から、昔は「山芋変じてウナギになる」などと言われた。ナスが身代わりとは、人間の食べる知恵に本物がびっくりだろう

▼あすは土用の丑(うし)の日だが、炎暑の季節の風物詩も年を追うごとに心配が募っている。養殖用の稚魚は極度の不漁から回復の気配がない。今年は8月3日に「二の丑」もあるのに、香ばしい煙の向こうに絶滅危惧のランプがともる

▼かつてウナギは特別なごちそうだった。〈儲(もう)けたら来いといふ鰻屋(うなぎや)の看板〉と川柳にあるから、おいそれとは手が出なかったのだろう。いつしか手頃になって、ついつい食べ過ぎたようだ。世界の消費量の7割を腹に収める日本への、欧米の目はきびしい

▼「串打ち3年、割き8年、焼き一生」という日本の食文化の粋である。何とか資源を守りつつ、長いつきあいを続けたいものだ。もともと蒲焼きは待つ料理。少々の辛抱はしかたがない。  

Posted by kazu at 05:53Comments(0)

2013年07月20日

今日のコラム

7月20日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

“仕事の上手”に

 日本古来の武道の一つに“弓道”があるが、この道の達人の域に達すると、たとえ眼かくしをして矢を放っても、ピシャリと的を射るという。しかし、こういった名人の域に達するには一朝一夕ではとても覚つかない。一矢射るたびに必ず検討を加え、工夫を重ねていって、一歩一歩、上達していくのである。

 私は“仕事”にしても、これと同じことが言えると思う。日々、みずからの仕事の成果を検討することに努めれば、必ずや“仕事の名人”とまではいかなくとも“仕事の上手”にはなれると思う。百本の矢を射れば、少なくとも八十本は的に当たるという“上手”の域にまで、おのおのの仕事を高めたい。



2013年7月20日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼泣きべそ顔のイタズラ坊主に麦茶を飲ませながら、じいさんが言って聞かせている。〈わしもなぁ、昔はよくケンカをしたもんじゃよ〉。無謀にも屈強な大男に食ってかかり、〈最後に大きなゲンコツを二発くらってな〉、白旗をあげた

▼じいさんは死にそうになりながら、〈心から誓ったんじゃよ。もう二度と、ケンカはしない、と〉。そして相手の大男や迷惑をかけたまわりの人々に約束して回った。〈平和のために力をあわせよう〉

▼5月に出版された『ケンポーじいさん、ながいきしてね。』から引いた。敗戦で生まれた日本国憲法の根っこにある考え方を子どもにもわかるように説く。語り手のじいさんは、日の丸のような真っ赤なまるい顔に白い目と髭(ひげ)のキャラクターだ

▼写真家の坂田栄一郎さんら5人が合作した美しいアート本。四季折々の風景の中にじいさんが佇(たたず)んでいて、その姿にほっと和む。坂田さんによると、政界の憲法論議が下火になっていた4年前に作業を始め、たまたまこの時期の刊行となった

▼改憲か護憲かという政治の議論に踏み込むつもりはない。ただ、「この国がもう二度と戦争によって焦土と化すことがないように願う心の叫び」を、じいさんの言葉から聞き取ってほしいという

▼あす参院選。憲法をめぐる主張いかんで支持不支持を決める人ばかりではなかろう。ただ選挙後の政治を動かす軸になる可能性が高い。ここは考えどころだ。一票を投じる前に、どんな形であれ憲法に触れてみては。  

Posted by kazu at 05:30Comments(0)

2013年07月19日

今日のコラム


7月19日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

会社の病気の早期発見

 癌は早期発見すれば治すことができるということですが、見てもらったときには手遅れであるという場合も少なくないようです。そういうことは、会社の経営においても言えるように思います。“会社の状態がちょっといかんなあ”と気がついたときには、もう末期の状態で手のつけようがないということが往々にしてあるわけです。

 ですから、どんなに順調に発展している会社、商店であっても、経営には常に自己診断をすることを怠ってはならないと思います。そして“この点に欠陥があるな”ということを早く知ることができれば、大きな問題にはならず、手当ても可能だと思うのです。



2013年7月19日天声人語(OCN 朝日新聞デジタル)

天声人語

▼与党のポスターは威勢がよろしい。〈不景気と貧乏神を追ひはらふは政友会〉。野党も〈整理緊縮/真面目で押し行く民政党/内に漲(みなぎ)る堅実味〉と向こうを張る。1928年、普通選挙法に基づく最初の衆院選での攻防である

▼男子に限られていたとはいえ、有権者の数は急増した。投票へ行こうと呼びかけるポスターも多彩だ。内務省は〈投票スレバ明(あかる)クナリ棄権スレバ暗クナル〉。カラーの資料写真を眺めるだけで楽しい(玉井清『第一回普選と選挙ポスター』から)

▼このときのような盛り上がりを今回の参院選に求めるのは難しくても、民主政治の土台となる一人一人の選挙権の重みは変わらない。ところが、それにしてはと首を傾(かし)げたくなる事態が起きている

▼選挙当日の投票終了時刻は午後8時だ。少しでも多くの人が投票できるようにと98年に2時間延ばした。これを1時間なり2時間なり繰り上げる投票所が回を追って増えている。今回は全体の約35%にも。公選法がいう「特別の事情」があると市町村が判断しているからである

▼確かに郡部などでは夜に投票する人は少ないかも知れない。しかし、ゼロとは限るまい。立会人の負担軽減、経費の節約。色々事情はあろうが、投票機会を減らすほどに「特別」かどうか。例外はありうるとして、3分の1を超えても例外か

▼もちろん私たち有権者も問われている。28年衆院選の際の東京市の啓発ポスターにはこうある。〈幸福も禍(わざわい)も一票から/決して棄(す)てるな尊き一票〉  

Posted by kazu at 05:33Comments(0)

2013年07月18日

今日のコラム


7月18日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

公事のために人を使う

 たくさんの人が働いている企業の中には、いろいろさまざまな職種がある。けれどもそのどれをとっても、一つとして私の仕事はない。みな、その企業が事業を通じて社会に貢献していくために必要なものである。その必要な仕事をやってもらうために人を雇い、人を使っているわけである。形の上では使う立場、使われる立場はあるけれども、あくまで私のためではなく、公のために人を使うのである。

 だから、単に私的な感情や利害で人を使ったり、処遇することは許されない。常に社会の公器としての企業の使命というものに照らして、何が正しいかを考えつつ、人を使うように心がけなくてはならない。



2013年7月18日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼地獄の釜の蓋(ふた)も開(あ)く、という言葉がある。本来の意味は違うが、つい噴火を連想する。火山や温泉地には地獄と名のつく一帯がしばしばある。熱湯や煙が絶えず噴き出している場所である。その印象も働いているかもしれない

▼日本は火山国なのに、大きな爆発への備えは従来、極めて不十分だった。政府はこの5月にやっと腰を上げ、年度内に指針を作る。東日本大震災の4日後に富士山直下が震源の大きな揺れがあり、噴火が心配された。これがきっかけとなった

▼世界文化遺産になったばかりなのに縁起でもないというなかれ。富士山は火山としては若い方だという。対策の手を抜くわけにはいかない。南海トラフ巨大地震などにより「蓋が開く」ことはないのか

▼産業技術総合研究所の高田亮(あきら)さんに聞くと、富士山の中にはマグマが板状に固まった岩脈(がんみゃく)が多くある。これはいわば本立てに挟まれた本である。ぎっしり詰まっていればいいが、地殻が動くと本立てが緩み、隙間から溶岩が噴き出す。江戸時代の宝永噴火はそうやって起きたらしい

▼その後、隙間はまた閉じ、今はもう一冊も入らない状態というのが高田さんの見立てだ。蓋の喩(たと)えは違ったようだが、その下にマグマがあることに変わりはない

▼『逝きし世の面影』で知られる評論家の渡辺京二さんが、3・11後に書いた言葉がある。「そもそも人間は地獄の釜の蓋の上で、ずっと踊って来たのだ」(『未踏の野を過ぎて』)。人の世の宿命を思いつつ、備えよ、今。  

Posted by kazu at 05:54Comments(0)

2013年07月17日

今日のコラム

7月17日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

自他相愛の精神

 個人と個人との争い、国と国との争いは、相手を傷つけ、さらには社会全体、世界全体を混乱させる。そういう争いの大きな原因は、自他相愛の精神というか、自分を愛するように他人を愛し、自国を愛するように他国を愛する精神の欠如によるものであろう。

 そういう精神の大切さは昔からいろいろな教えによって説かれていながら、いまだに争い事が絶えないのは、人びとが、このことの大切さを真に悟っておらず、その精神に徹していないからだと思う。

 争いはみずからをも傷つけるということを身をもって知り、人類に平和をもたらすために力を合わせていくことが肝要である。



2013年7月17日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼ネットは民主主義に革命を起こす。伊藤穣一(じょういち)さんの信念に揺るぎはない。知の最先端、米マサチューセッツ工科大のメディアラボ所長だ。東京で朝日新聞と催した先月のシンポジウムでも、持論の「創発(そうはつ)民主主義」を熱く語った

▼ネットは世界中の人々を結びつけている。その間を膨大な情報が行き交い、議論が深められるならば、いつしか「地球全体で頭が良くなって」、政治家にお任せではない直接的な民主主義が生まれる。いずれはそうなると伊藤さんは期待する

▼リキッド・デモクラシーという発想も紹介した。直訳すれば液体民主主義か。原発なり社会保障なり、課題ごとに自分の投票権を自分より見識のありそうな人に委ねていく。それを繰り返すと、やがて最も優れた専門家のところに票が集まってくる

▼握手を一番たくさんした政治家ではなく、議論に一番説得力のある人に力を与える仕組みだ。ただの思考実験ではない。欧州ではこの考え方を実践する政党があらわれているという。刺激的な話である

▼日本はどうか。初めてのネット選挙となった参院選で、候補者の9割以上がフェイスブックやツイッターを使う。昨年の衆院選に比べ大幅に増えた。一方、ネット情報を参考にする有権者は多いとはいえない。本紙の調査では、むしろ選挙戦が進むにつれて減ってきている

▼発信の中身が乏しくないか。昼に何を食べたとかの身辺報告が目につく。不慣れは仕方ない。一過性でなく、選挙後も継続と改善を願いたい。  

Posted by kazu at 05:29Comments(0)

2013年07月16日

昨日のカープ 勝ちました


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【プロ野球】
広3-0中 野村が8回無失点で5勝目、広島3位タイに浮上
2013.7.15 21:37
プロ野球広島対中日で投球する広島・野村祐輔=15日、マツダスタジアム(森田達也撮影)

プロ野球広島対中日で投球する広島・野村祐輔=15日、マツダスタジアム(森田達也撮影)

 広島の野村が8回無失点の好投で5勝目を挙げた。チームは3位タイに浮上した。一回に広瀬の犠飛で先制。三回に再び広瀬が犠飛を放つと、七回にも1点を奪って逃げ切った。中日は攻守にいいところがなく、連勝が3で止まった。

セ・リーグ

 広島-中日13回戦(広島8勝5敗、18時、マツダスタジアム、18796人)    

中 日000000000-0 

広 島10100010×-3 

▽勝 野村12試合5勝3敗   

▽S ミコライオ34試合2勝3敗15S   

▽敗 岡田41試合3勝4敗1S 
このニュースの写真
1回広島無死満塁、広瀬が先制の中犠飛を放つ=15日、マツダスタジアム

msn産経ニュースより  

Posted by kazu at 06:03Comments(0)