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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2014年11月29日

今日のコラム

☆11月29日はいい服の日 「いい(11)ふく(29)」の語呂合わせから記念日とされています。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月29日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

値引く以上のサービスを

 商人は、自分の信念なり事業観に基づいて適正利潤というものを確保し、顧客を大事にしつつ商人としての社会的責任を果たしていくことが肝要で、それが社会共通の繁栄に結びつく望ましい姿だと思います。

 そして、そうした望ましい商売をしていくためには適当にかけ引きをして値段をまけるというのではなく、最初から十分勉強した適正な値段をつけて、それは値切られてもまけない、逆にお客さんを説得し納得していただくということでなければいけません。その上で“あの店は値引く以上に価値あるサービスをしてくれる”という評判をお客さんからいただくような商売をすることが大事だと思います。


【コラム】筆洗

2014年11月28日 東京新聞TOKYOWeb

▼「核」の字の中には「亥(い)」つまり「猪(いのしし)」がいる。今年一月に逝去した詩人・吉野弘さんは三十年余前、「漢字喜遊曲・亥短調」なる詩を発表した

▼<核の中の亥/物の核心に亥がひそむ/細胞核には遺伝をになう猪/原子核には原子力をになう猪/いずれも今は人に飼いならされているけれど/いつまで、おとなしくしていることか>

▼飼いならしたはずの「核の中の亥」が猪突猛進(ちょとつもうしん)すれば、どうなるか。原発をめぐる訴訟では現状追認の判断が目立ったこの国の裁判所も、福島での惨禍を目にして大きく変わったのだろう

▼福井の住民らが関電の大飯原発運転差し止めを求めた訴訟では、五月に「再稼働は人格権の根幹を具体的に侵害する恐れがある」という画期的な判決が出された

▼それでも原発再稼働こそわが信念とばかりに進み続けてきた政府に、またも裁判所が警鐘を鳴らした。滋賀などの住民が大飯・高浜原発の再稼働差し止めを求めた仮処分申し立てについて裁判所はきのう、住民の求めを退けつつも、「事故への備えが進んでいない現状で再稼働が認められるとは到底考えられない」と指摘した

▼これでもなお政府は再稼働への歩みを止めないのだろうか。吉野さんには、こんな詩もある。<「正」は「一」と「止」から出来ています。/信念の独走を「一度、思い止(とど)まる」のが/「正」ということでしょうか。>


【社説】手漉き和紙 途切れぬ文化遺産に

2014年11月28日 東京新聞TOKYOWeb


 千三百年の歴史をもつ「日本の手漉(てすき)和紙技術」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。高く評価された和紙の伝統を、人類の宝として、しっかりと後世に伝えたい。

 本美濃紙(ほんみのし)(岐阜県美濃市)、細川紙(ほそかわし)(埼玉県小川町、東秩父村)と既に登録済みの石州半紙(せきしゅうばんし)(島根県浜田市)をグループ化した和紙技術として登録が決まった。いずれも、コウゾを原料に手漉(てす)きで作られている。

 ユネスコの政府間委員会では、教育現場で手漉きの体験活動が行われるなど、世代を超えて伝統的な知識や技術が受け継がれ、地域社会のつながりを生んでいることが評価された。

 製紙は大陸伝来の技術とされ、日本書紀には、七世紀初頭、製法を知る僧侶が朝鮮半島から来たとの記録が残る。日本最古の紙とされるのは、奈良・正倉院に残る七〇二年の美濃、筑前、豊前の戸籍用紙。つまり、千三百年の歳月に耐えてきたのである。

 大陸から伝わった「溜(た)め漉き」技法から、やがて、独自の「流し漉き」が考案された。原料のコウゾ、ミツマタなどの長い繊維を均一に絡み合わせるため、ネリと呼ばれる植物性粘液を加えた紙材液を流し動かして漉き上げる技法である。熟練した手さばきを要するが、流し漉きにより、ごく薄く、しかも、非常に丈夫な和紙が作れるようになった。

 和紙は、文字や絵を伝える媒体としてばかりでなく、障子となり扇となって、日本の暮らしや文化の中に息づいてきた。薬品を使うことなく真っ白な紙を漉くためには、清らかな水が欠かせない。和紙の伝統は、日本の風土と深く結び付いてもいる。

 今回の登録について、文化庁の青柳正規長官は「これほど完璧に良質の紙を作るのは、いまでは日本だけになっている」と述べた。

 しかし、和紙づくりの現場では、紙漉き職人だけでなく、紙漉きに必要な木の枠組みを作る職人も減っているのが現状だ。

 むろん、機械で漉くこともできる。だが、薬品の入った糊(のり)や水道水を使う機械漉きの和紙には紙魚(しみ)がつき、劣化しやすい。

 天然素材の手漉き和紙は、手間がかかる。効率が求められる産業の論理とは相いれないだろう。でも、文化の考え方は違う。

 他に類を見ない質の高さが認められたのである。その手漉きの伝統が途切れぬよう、人類の宝として守っていきたい。


☆ 今朝は曇り空です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆





Posted by kazu at 06:43│Comments(0)
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