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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年06月29日

今日のコラム

6月29日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

諫言を聞く

 指導者が物事を進めていくに当たって、みなからいろいろな意見や情報を聞くのは当然の姿である。そしてその場合、大事なのは、自分にとって都合のいいことよりも、むしろ悪いことを多く聞くことである。つまり、賞賛の言葉、順調に進んでいる事柄についての情報よりも、“ここはこうしなくてはいはない”といった諫言なり、悪い点を指摘する情報を努めて聞くようにしなければならない。

 ところが、そうした情報はなかなか指導者の耳に入ってきにくいものだ。だから、指導者はできるだけ、そうした諫言なり、悪い情報を求め、みながそれを伝えやすいような雰囲気をつくることが大切なのである。

2013年6月29日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼その当時に流行語大賞があったら、どれが選ばれただろうかと考えてみる。有名な「記憶にございません」か、暗号めいた「ピーナツ」だろうか。1976(昭和51)年、戦後最大の疑獄といわれるロッキード事件で世に流布した言葉である

▼証人喚問のテレビに目が釘付けになった記憶を、50代以上の人はお持ちだろう。「今太閤」と呼ばれて政界に君臨した田中角栄元首相は、逮捕されて拘置所の人となった。事件は時代とともにある。街には「およげ!たいやきくん」の歌が流れていた

▼その捜査を指揮した吉永祐介さんが81歳で亡くなった。当時は東京地検特捜部の副部長で後に検事総長までのぼりつめた。「最強の捜査機関」と呼ばれ、巨悪が恐れた特捜の「顔」として名前を知られた人だった

▼ひたむきで慎重な人柄は、仕事師、職人、実務家、努力家……と見る人によって表現が違った。責任感から、捜査の情報が漏れるのを嫌った。ゆえに記者ぎらいで、「泣かされたものだよ」と先輩の記者は振り返る

▼「特捜部の捜査は、山の稜線(りょうせん)を歩いているようなもの。失敗は許されない」と、かつて本紙に語っていた。検察は近年、捜査の足を踏み外すなどして信頼を失ってきた。古巣の行く末を案じながらの、旅立ちではなかったか

▼検察それも特捜は、手柄や出世に敏(さと)い役人ではなく、正義に一途な仕事師であってほしいと思う。大きな存在が消えた今こそ肝に銘じるときだろう。むろん、自らに都合のよい正義ではなく。

Posted by kazu at 05:35│Comments(0)
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