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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年08月29日

今日のコラム


8月29日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

会社の実力を知る

 私は今までに銀行にお金を借りに行って、断わられたことはありません。これは決して誇張でも自慢でもありませんが、計画を立て「これだけお金が要りますから貸してください」と申し出て、「これは松下さんいけません」と言われたことがないのです。

 それはやはり、自分の会社の力というか、そういうものを正しく認識して、その範囲の中で銀行にお願いしていたからでしょう。ですから銀行の方もこれなら大丈夫だと信用して応じてくれたのだと思います。

 大事なことはみずからの会社の実力を正当に認識し、それに応じて事をなしていくことだと思うのです。



筆洗

2013年8月28日筆洗(東京新聞Web)

▼宇宙船ソユーズに乗ったことがある。いや、もちろん宇宙に行った訳ではない。十数年前、モスクワ郊外にある宇宙飛行士訓練センターを訪れた際に、実物大の模型に入らせてもらったのだ

▼模型とはいえ、飛行士が訓練で使うシロモノだ。興奮しつつ乗り込んだが、いささか失望した。装備がどうにも古くさいのだ。飛行位置を示す計器にいたっては、モニターではなく、小さな地球儀が回る原始的と言ってもいいような仕組みであった

▼だが、専門家の説明を聞いて納得した。「古い技術や装備というのは、安全が確認され尽くしたもの。計器一つでも新技術を導入すれば、リスクが生ずる。だからこれでいいんだ」

▼宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット開発責任者・森田泰弘教授も言っている。「ロケットの技術は先端ではありますが、考え方は保守的です。それを支える技術は、欠点が出尽くしたような何世代も前のもの」(JAXA編『新型固体ロケット「イプシロン」の挑戦』)

▼そんな世界に風穴を開けるのが、イプシロンだ。人工知能を備え、自ら点検を行う。発射管制を担うのは、パソコン二台だけ。開発当初は「夢のような冗談」とさえ言われたそうだ

▼残念ながら昨日の打ち上げは中止されたが、何せ世界の常識を変えようという挑戦。どんなトラブルにも、大きな価値があるはずだ。




2013年8月29日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼アグニ」といえばインドの火の神、点火を意味する英語イグニッションにつながるとされる。米国ではロケットを打ち上げるとき、「3(スリー)、2(ツー)、1(ワン)、イグニッション……レッツゴー」などと言ったりする。だが一昨日、火の神様は踊らなかった

▼国産の新型ロケット「イプシロン」の打ち上げは、発射19秒前に中止になった。鹿児島の現地で、中継画面の前で、大人も子供も落胆を隠せない。「3、2、1、0」に続いて歓声は起きず、ため息が残った

▼自由研究なのだろう、夏休みの宿題の仕上げに来た小学生もいたようだ。残念だったが失敗したわけではない。トラブルを超えることで、世界注視の技術はより確かなものになると信じよう

▼小欄も自由研究にならって、日本のロケット小史をひもといてみた。戦後の貧しさの中、わずか23センチのペンシル型を水平に飛ばしたのが始まりだ。朝日新聞は「赤ん坊ロケット成功」と書いた。以来58年、よくぞここまでの感にうたれる

▼地球の重力を振り切るには、計算上は秒速11・2キロもの「脱出速度」が要る。煙を引いて天に昇る姿は、昔の人なら竜と見るだろう。人工衛星などを宇宙へ届けて自分は短時間で燃え尽きる、けなげな縁の下の力持ちでもある

▼新鋭のイプシロンは打ち上げ管制をパソコン2台で行う。省力化と低コストは、衛星打ち上げのビジネスで強みになるそうだ。夢と商売を兼ねた分野の市場規模は膨らむばかり。新たな打ち上げを、次は歓声で見送りたい。

Posted by kazu at 06:12│Comments(0)
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