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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年10月14日

今日のコラム

10月14日
商品を発意する

 商売をしている人は、その商品を買って使われる人の立場というものが一番よくわかります。ご需要家のみなさまが商品について日ごろ抱いておられるご不満、ご要望というものを聞く機会が一番多いのが商人でしょう。したがって、真にお客さまの要望にそった商売をするためには、そのご不満なりご要望を聞きっぱなしにするのでなく、それを自分で十分に咀嚼し、商人としての自分のアイデアを考え出す。いわば、みずから商品を発意してそれをメーカーに伝え、改善、開発をはかるよう強く要望していくことが大切だと思います。そこまでしてこそはじめて、真に社会に有益なほんとうの商売というものも可能になるのではないでしょうか。


筆洗

2013年10月13日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼千代、下手すぎる」。新人女優が初舞台の迫る中で、こんなメモを演出家からもらった。書かれていたのは、役名とその一行だけ

▼助言や指導があれば納得もできる。「下手すぎる」だけでは女優にとっては「やめてしまえ」と言われたのと同じ。相当なショックだろう

▼ベテラン女優、吉行和子さんの若い時の話。メモを見て「貧血を起こして鏡台の前にうずくまった。いろいろな思いがぐるぐる回り、溶けて白くなって気が遠くなっていった」と、『浮かれ上手のはなし下手』で書いている。そりゃそうだ

▼メモは誤解だと分かる。「下手」は「へた」ではなく「しもて」と読む。舞台の左右を区別する上手、下手のことで、吉行さんの立ち位置が客席から見て左に寄りすぎていると演出家は指摘していたのだ

▼国会敷地内に、牛丼の吉野家が開店した。文句はない。もやもやするのは、千二百円の「牛重」をこの店限定で売ることだ。国会には通行証がなければ入れない。口にできるのは、国会議員、国会職員、官僚の国会関係者ということになる。「普通の人」はなかなか味わえない

▼国会側が特別メニューを求めたと聞く。議員特権や格差問題まで持ち出す気はないが、写真の「牛重」がうまそうな分だけ、国会や吉野家の感覚が分からぬ。やり方が下手すぎる。もちろん、「しもて」ではなく、「へた」と読む。

  

Posted by kazu at 05:52Comments(0)