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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年10月09日

今日のコラム


10月9日
人を中心とした経営松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

 会社の経営というものは、なんといっても人が中心となって運営されていくものです。組織も大事ですが、それは第二義的に考えられるもので、まず人が中心である、というように考えねばならないと思います。

 国の政治などは、政治の組織、機構というものが先にあって、それに当てはまる人が就任されて国政をとりますが、一般にはやはり人を中心に考えなければいけないと思います。組織は人を活かすために適切につくってゆくべきものと、こう考えていいのではないでしょうか。

 そしてそのためには、やはり一人ひとりの力、各自の能力というものが非常に重大な問題になってくると思うのです。


筆洗

2013年10月8日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼歌人の河野裕子さんは生前、短歌をつくる時の心構えを語っていた。「世間体や人の批評を気にして歌を作ったらあきません。ことばが濁るから。濁ったことばは、正直な自分を表現してくれないのです」

▼文章を書くこと全般に通じる戒めだ。こんな言葉も残している。「感動と表現の出来はたいてい反比例します。思い入れの強さが、歌の力をよわめるのです」「感動した時は、パン種を寝かすようにしばらく寝かせておくと、ことばがうまく発酵してくれます」

▼発酵させるには一晩置いて読み直したいが、新聞のコラムは時々刻々のニュースに対応しなければならない。生煮えの文章を前に途方に暮れたこともある

▼「教養をひけらかした歌に感心する人もいますが、あれはちょっと違うなあ」「流行(はや)りの歌に右顧左眄(うこさべん)するべからず。生肉は腐りやすいと心得るべし」。歌をコラムに言い換えても当てはまる至言に、身が引き締まる思いだ

▼筆洗の担当者が瀬口晴義から小栗康之に代わります。四年二カ月の間、ありがとうございました。この間、東日本大震災と原発事故という未曽有の危機がありました

▼岩手、宮城、福島の三県には何十回と足を運びましたが、被災地の思いや空気を十分に伝えられたのか、心もとない思いも残ります。数々のお便りには本当に励まされました。深い感謝とともに筆をおきます。



2013年10月9日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼いい笑顔は、相手の心に素直に飛び込むらしい。きのうの本紙1面に載った安倍昭恵さんの笑顔はよかった。あの表情で向き合われたら、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領も白い歯で応じざるをえない。「往(い)く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」。かの国のことわざをふと思い出した

▼一部地域は紙面の都合で載らなかったが、首相夫人と大統領は笑顔で握手を交わした。朴氏も作り笑いには見えない。冷えきり、すさびきった日韓の関係に、かすかな明かりを見た人もいたのではないか

▼先月、昭恵さんが日韓交流の行事に参加したとネットに投稿したら、批判が相次いだ。昭恵さんは「色々なご意見がおありだと思いますが、お隣の国ですので、仲良くしていきたい」と書き足した。ファーストレディーとして何ら間違ってはいまい

▼歴史や領土でにらみ合う現実は、むろん甘くはない。反日に嫌韓が応酬して「売り言葉に買い言葉」の観をなす。しかし、そうでない人も多い

▼ノーベル文学賞候補にあがる韓国の詩人高銀(コウン)氏が、3・11直後に韓国紙に寄せた「日本への礼儀」と題する詩は忘れがたい。一部を抜粋すると、〈あんなにも大事にしていた あなた方の家/みな流れていった……〉

▼〈しかしながら 日本は今更(いまさら)にうつくしい/決してこの不幸の極限に沈没せず/犯罪も/買占めも/混乱もなく/相手のことを自分のことと/自分のことを相手のことと思い……〉(青柳優子訳)。海峡を越えて、こうした言葉が往き来しないか。  

Posted by kazu at 06:42Comments(0)