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kazu
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東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年09月09日

今日のコラム


9月9日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

師は無数に存在する

 手近に親切な指導者、先輩がいて、自分を導いてくれる、そういう人が会社にいる人は幸せだと思います。しかし見方によれば、指導者のいないところにこそ、みずからの発展というものが考えられる、ということも言えるのではないかと思います。

 蓄音機や白熱電灯などを発明開発したあの偉大なエジソンには指導者がいなかったそうです。それでみずからあらゆる事物に関心を持ち、そこに指導者を見出しました。汽車にのれば、石炭を焚く音や車輪の音に指導者を見出したわけです。みずからを開拓する気持になれば、行く道は無限に開かれている、師は無数に存在していると思うのです。




筆洗

2013年9月8日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼五十四年前、ソ連の指導者として初めて訪米したフルシチョフ第一書記は、米国人の愛するカクテルのマティーニを評し「アメリカのもっとも強烈な生物兵器」と言って喝采を浴びた

▼米ハーバード大の講師だった板坂元さんによると、米国人がこの強い酒を好む背景には禁酒法がある。密造ウイスキーは味が悪く、製造しやすいジンを使ったカクテルが研究され、マティーニが生まれたという

▼フランクリン・ルーズベルト大統領は執務時間後にスタッフと楽しみ、ニクソン大統領も好きだった。フォード大統領も食前にたしなむのが日課だった

▼オバマ大統領の酒の趣味は存じ上げないが、猛毒のサリンという本物の化学兵器を使った疑いのある相手との戦いを始めようという矢先だ。強い酒でのどを湿らす余裕はないだろう

▼ロシアで開催されたG20では、シリアへの軍事介入を主張する米大統領への賛否は割れた。英国は議会の承認を得られず、米国と歩調を合わせた軍事介入を断念した。大義とされた大量破壊兵器が発見されなかったイラク戦争の教訓が生きた

▼人道上、許されない化学兵器を使ったのは本当にアサド政権側なのか。確実な証拠を得ないまま、国連の調査結果も待たずに攻撃に踏み切るなら、米国はイラクの失敗から何も学んでいないことになる。いつでも犠牲になるのは静かに暮らす民衆である。




2013年9月8日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼黒(くろ)歴史」という言葉を最近知った。人に言えない、知られたくない過去、なかったことにしたい失敗などをいう。もともと人気アニメで使われていた用語が、意味を転じつつ俗語として広がったらしい

▼前の恋人の写真を保存していて今の恋人に見られてしまう。その種の不都合な情報も黒歴史と呼ばれる。どんな愚行や醜態も、心の記憶に留(とど)まるなら、時に襲う胸の疼(うず)きに耐えればすむ。しかし、それがネット上に一度(ひとたび)拡散したら大変である

▼アルバイト先などでの悪ふざけ写真をソーシャルメディアに投稿し、騒ぎになる例が相次ぐ。今度の舞台は餃子(ギョーザ)の有名チェーン。金沢市の店で、数人の裸の男性客がカウンターに並ぶ画像が公開されてしまった。会社は「公序良俗に反する不適切な行為」を防げなかったとおわびした

▼コンビニ、宅配ピザ店、ハンバーガー店と、よくもまあ類似のことが続くものだと呆(あき)れる。よくないことと知ってか知らずか、ウケを狙うあまり逸脱に及んだのだろう。それが大っぴらになったらどうなるか、頭を働かせた形跡はない

▼会社は会社でイメージダウンが怖い。謝罪や閉店といった対応を急ぐ。処分がいささか厳しすぎないかという声も上がり、議論が広がっている。当の若者らはどんな心境で事の次第を見守っているのだろう

▼わが青春も顔から火の出る思い出に事欠かない。ふざけすぎてしくじりもした。おのれの苦い黒歴史を咀嚼(そしゃく)し、反芻(はんすう)する。思えばそれが、大人になるということか。  

Posted by kazu at 06:18Comments(0)