京つう

日記/くらし/一般  |日本

新規登録ログインヘルプ


QRコード
QRCODE
インフォメーション
【京つうからのお知らせ】
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
kazu
kazu
東京から奈良に越してきました。
奈良市に住んでいます。

2013年08月27日

今日のコラム


8月27日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

職責の自覚

 お互いに欠点というものはたくさんあり、何もかも満点というわけにはいかない。だから、自分の足りないところは他の人に補ってもらわなければならないが、そのためには自分自身が自分の職責を強く自覚し、その職責に対して懸命に打ち込むという姿勢が大切である。

 仕事に熱心であれば、おのずから職責の自覚が高まるし、職責の自覚があれば、人はまた常に熱心である。そうした自覚、そうした熱意は多くの人の感応を呼び、協力も得られやすくなる。

 そういうことから、みずからの職責を自覚し、全身全霊を打ち込むという心がけだけは、お互いにおろそかにしたくないと思うのである。




筆洗

2013年8月26日筆洗(東京新聞Web)


▼取り壊しには反対です。津波に破壊された建物を『もの言わぬ語り部』として永遠に残してほしいと思っています。私たちは海で生活しています。今ここで生きていくためにも同じ過ちは絶対に許されないと思います」

▼岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)の地区防災センターの祭壇に、身ごもっていた娘さんを亡くした母親のメッセージが張ってあった。遺族会や地元の要望を受け、市は解体を決めたばかりだ。遺族の中でも思いは割れる

▼防災センターは避難訓練に使われ、指定避難所と思い込む住民が多かった。遺族連絡会の調査では二百四十四人が避難し、二百十人が亡くなった。震災で最も多くの人が犠牲になった建物だ

▼二階の天井近くに浸水した跡が残る。わずかな隙間に顔を突き出せた生還者は屋上に逃げた人も含めて二十六人。割れたままの窓、はがれ落ちた天井…。「物言わぬ語り部」は雄弁だが、住民に辛(つら)い記憶を呼び起こす

▼宮城県気仙沼市の市街地に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」は今も県外からの見学者が絶えない。市は「震災遺構」として保存する意向だったが、市民アンケートで賛成が少数にとどまり解体が決まった

▼何を保存し、何を取り壊すのか、被災地は決断の時期を迎えているのかもしれない。被災者の声にじっくりと耳を傾け、記憶を未来に伝えてゆく知恵を広く結集してもらいたい。




2013年8月27日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼コーヒーをめぐる名句の一つに、18~19世紀のフランスの辣腕(らつわん)政治家タレーランの言葉がある。「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように清く、愛のように甘い。汝(なんじ)の名は珈琲(コーヒー)」。イメージはぴったり、修辞はきらびやかで重厚だ

▼日本へは、江戸時代にオランダ人が持ち込んだという。いまや世界有数の消費国だが、気になる記事を読んだ。1日に4杯以上飲む55歳未満は、飲まない人に比べて死亡率が高いそうだ。米国の研究チームが発表したという。しかし、待てよ

▼6年前、コーヒーを毎日飲む人は肝臓がんにかかりにくいと厚労省の研究班が発表して、小欄も書いた。飲まない人に比べて発症率は約半分と聞いて、気を良くしたコーヒー党もいたに違いない

▼さて、悪魔なのか、天使なのか。その後の記事を調べると、体にいいと言われたり、良くないとされたりコーヒーも忙しい。大まかに見ると近年は各種の研究でかなり株を上げていた

▼古くから欧州では、コーヒーが毒か薬かでもめたようだ。北欧の王様が2人の囚人にコーヒーと紅茶を飲ませ、どちらが早く死ぬか試したという話もあると聞く。2人ともピンピンしていて、どうやら王様の方が先に死んでしまったらしい

▼珈琲をはじめ、幾つかある漢字の当て字の一つを「可否」としたのは慧眼(けいがん)だった。健康に可か否か。といっても話題ととらえ、朝の一杯、午後のブレークを楽しみたいものだ。一喜一憂で馥郁(ふくいく)たる香りを逃がしては、もったいない。  

Posted by kazu at 06:12Comments(0)